おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
厚生労働省は30日、
介護施設で働く介護職員の平均月給が2016年9月
時点で前年比で
“9530円”増えたと発表しましたね。
常勤職員の月給は、賞与なども含めて28万9780円。
特別養護老人ホームなど全国の1万577施設を対象に
調べた結果だそうです。
さて、この数字、自社の水準と比べて如何でしょうか?
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では、本日のメルマガに入らせていただきます(笑)。
今日の視点──────────────────────────────
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■■入社後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐには。
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●先日、東海地区の介護経営者と“離職率低下”をテーマに意見交換をさせていただいた折、議論の流れからある考え方・理論をご紹介させていただいたところ、「怖い面もあるけれど、それは確かに必要な考え方ですよね」という、とても嬉しい言葉をいただきました。今日は、その時にお伝えさせていただいた考え方・理論を皆様にもご紹介させていただきます。会社側、職員側、双方にとっての「入社後の“こんなはずじゃなかった”」を防ぐための理論“RJP(Realistic Job Preview)”についてです。
●RJP(Realistic Job Preview)とは1970年代にアメリカの産業心理学者であるジョン・ワナウスらが中心になって提唱した理論で、「組織や仕事の実態について, 良い面だけでなく悪い面も含めて現実に即した情報を提供しよう」という考え方。「入社後に大きなショックを与えるのではなく、入社前に小さなショックを与えておいた方が、たくさんの無駄を省くことができる」という考え方、と換言しても差し支えないかもしれません。
●RJPの期待効果としては、一般的には3つあると言われています。先ず一つ目は、「(期待に対する)ワクチン効果」。事前にネガティブなことも含めて接種しておくことで、会社に入ってからの様々なリアル(現実)に対して幻滅することがなくなる、という効果です。
●そして2つ目は、「自己選抜効果(セルフスクリーニング効果)」。事前にリアルな情報開示をすることで、ミスマッチによって入社後に会社を辞める可能性の高い人たちの応募が抑制される、という効果も生まれます。「候補者群の数が減ってしまうのでは?」という心配をされる方もいらっしゃいますが、逆に“来た人たちは粒ぞろい”という見方も出来るでしょう。
●そして最後、3つ目は「コミットメント効果」。“ありのままの、リアルな情報を提供する”という企業の誠実さに対し、求職者がポジティブな評価を下してくれることで、結果的に入社後のコミットメントが高くなる、という効果です。或る意味、それらを具体的な形で推進していく一つの方法が、昨日ご紹介させていただいた記事の中にも書いてあった「長期のインターン」や「アルバイト」なのかもしれません(上記3効果に対する説明文は、横浜国立大学大学院 国際社会科学研究院 准教授 服部泰宏氏のインタビュー記事より抜粋(下記参照))。
●この“RJP”という考え方、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?納得感を持たれた方は是非、自社の採用のあり方を具体的に変えてみてもいいかもしれません。これをきっかけに、「法人側の理屈だけでなく、求職者の立場(目線)も踏まえた採用のあり方」を深掘りしてみることも必要かもしれませんね。
上記内容の参照元記事はこちら
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http://corp.en-japan.com/success/3493.html
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は北海道・釧路市内にて、
ユニークな採用活動で成果を出されている法人
様のインタビュー。
終了後、5日ぶりに東京へ戻ります。
皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。