[ケアビジネスSHINKA論 Vol.967]

改善指導・フィードバックを行う際に意識すべき事。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

3日前の3月20日、

公道を使用したバスの自動運転実証実験(全国初)が
沖縄県南城市にて行われたそうですね。

今回の実験では車いす利用者や高齢者が乗り降りしやすい
よう、

バス停にきちんと横付けできるかなどを確認していくとの
こと。

いよいよ実用化が“現実”になってきたことを
実感します。

テクノロジーの発展が“必然”と言っても過言
ではない近未来、

我々の頭の中もどんどんシフトチェンジしていく
必要がありそうですね。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■改善指導・フィードバックを行う際に意識すべき事。
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●先日、四国地区の介護経営者(A社長)と意見交換を行う機会があったのですが、その際に、「サービス向上の為に、この部分をもっと改善して欲しい、ということをある職員に伝えたいのですが、どういう伝え方をすれば、相手がその指摘を受け入れる心理状態になるでしょうか?」というご質問をいただきました。一呼吸考える時間を取った上で、私が経営支援を行う際、特にまだ信頼関係が形成できていないと感じられるクライアントに対して改善提案等を行う時に心掛けているポイントをお伝えさせていただいたところ、「とても参考になった」という嬉しい言葉をいただきました。既に実践されている方も多いかもしれませんが、今日は、その時に私がお伝えさせていただいた方法を念のため、皆様にもご紹介させていただきます。「“Bs”“Cs”(ビーズ・シーズ)フィードバック」という方法論・考え方につ
いてです。

●“Bs”とは“Benefits”即ち、「良い点」「優れている点」。一方、“Cs”とは“Concerns”即ち、「気にかかる点」「直ればもっと良くなる点」。「フィードバックをする際は、必ず“Bs”を先に伝え、その上で“C’s”を伝えること」「“Bs”“Cs”いずれも情緒的な評価ではなく、実際にフィードバック対象者が取ったFACT(事実)に基づいた評価を行う事」「必ず“Bs”の方が“Cs”より一つでも多くなるよう意識して、しかもそれが対象者の頭の中に鮮明に残るようフィードバックを行う事(=良かった点は4点、直ればもっと良くなる点は3点etc)」。私が組織変革を支援するコンサルティング会社に勤めていた時、直属の上司から口を酸っぱくして指導されたポイントです。

●「何故、そうすべきなのか?」という点について解説する必要もないぐらい、至極当然のように感じられる上記ポイント。でも、日々の自らを振り返った際、「案外、出来ていないかも」とドキッとされる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?

●釈迦に説法で恐縮ですが、“伝える(=発信・自分視点)”ことと“伝わる(=着信・相手視点)”ことは、必ずしも相対して同時発生する訳ではありません。皆様の部下指導は、“伝える(=発信・自分視点)”ことに力点が置かれているでしょうか?それとも“伝わる(=着信・相手視点)”方に力点が置かれているでしょうか?少しでも気になった方は、一度、自らの言動や心の中を冷静に分析して振り返ってみるのも悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、三重県桑名市でセミナーを行います。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。