[ケアビジネスSHINKA論 Vol.955]

某社の事例から“学び”を感じ取る。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

高齢者などが利用する配食サービスのガイドライン、

ようやく(?)まとまってきたたようですね。
(まだ(案)という言葉がついていますが)

今後、“食”の切り口から新たな収益源をつくろうと
お考えの経営者もいらっしゃるのではないかと思います。

ご関心をお持ちの皆様は是非、こちらをご確認下さい
ませ。

第6回「地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の
栄養管理の在り方検討会」

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000153552.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点─────────────────────────
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■■某社の事例から“学び”を感じ取る。
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●先月、約20年ぶりに、(株)ジャストシステム(以下、ジャストシステムと表記)の知人とお会いした時の事です。大変お恥ずかしい限りなのですが、私の頭の中には未だ、ジャストシステム=「“一太郎”等のパソコンソフトで一世を風靡したが、WINDOWSの普及(≒ワードの普及)により、苦戦を強いられてしまった会社」「でも、日本企業が開発しているだけあって、日本語に関する機能は豊富で、コア的なファンを抱えている会社」という印象・固定概念が強かったのですが、聞けば同社の業績は最近、絶好調とのこと。

●HPをあらためて拝見すると、何と、営業利益、経常利益ともに、22四半期連続で過去最高益を更新中だそうです。これは学び溢れる、凄い事例だなぁ、と感じていた折、偶然、先週末に同社に関する記事がネット上にアップされていました。これも何かのご縁かと思い、今日は、皆様にも同社の事例を簡単にご紹介させていただきます。「ジャストシステムの環境適応事例から何を”感じ取る“か?」についてです(詳細は末尾の記事URLよりご参照下さい)。

●前述の著名なソフト“一太郎”が世に出現したのは1985年8月(だそうです)。以降、同社は飛躍的に業績を伸ばしてきたものの、上述の通りWINDOWSの拡販(≒ワードの拡販)により、業績の伸びは鈍調気味に。そんな苦境の中、同社は1999年に学校向け学習・授業支援ソフト“ジャストスマイル”を販売開始。以降、積極的に営業活動を展開し、現在では全国の小学校の8割(!)、1万7000校への導入実績があるそうです。

●その後、ほぼ2年に1回の様々な経営革新(商品面・組織面)を経て、約13年後の2012年、今度は培ってきた学校教育支援の経験をテコに、タブレットで学ぶ通信教育「スマイルゼミ 小学生コース」を提供開始。また、その1年後には、同中学生コースを開始。着実に実績を重ね、2010年度に13.8%だった営業利益率は、2015年度に27.5%(!)にまで上昇しているそうです。

●もっともっと深い話があるのは間違いありませんが、この事実の羅列だけでも、異業種であれど、我々、同じ経営者としてが学び・気付きを得る事が出来るのではないでしょうか?「環境変化(=放置しておいたら危機が増すだけ)に直面した際の身の処し方」「自社の保有する能力・技術力の棚卸し」「自社の能力・技術力が活きるマーケット(しかも、然るべき理由により、大資本等の他企業より先にシェアをおさえられる可能性が高いマーケット)の探索」「そのマーケットで求められる、(自社の強み・知見を活かした)新商品の開発」・・・・・他にも数多くの“学び”を得る事が出来る要素が眠っているように思います。

●さて、皆様はこの事例から何を感じ取られましたでしょうか?もし、興味をお持ち頂けたなら、下記記事にも目を通した上、一度、あらためて時間を取って深掘りしてみてもいいかもしれませんね。

※「あのジャストシステムが大変貌を遂げていた」

http://toyokeizai.net/articles/-/160652

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京都心で打合せ。

その後、夕方に静岡・三島へ移動し、

打合せを済ませた後、

再び東京へ戻ります。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。