おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。
先週は月曜~土曜まで、
北海道各地の介護事業者様とお会いし、
様々意見交換を行わせていただきました。
その中で一つ、私の頭の中に共通項的に浮かんで
きたキーワードがあります。
それは、
“たくましさ”。
生産年齢人口マーケットの縮小等、
様々困難な状況に直面する中、
そこを嘆くこともなく淡々とその状況を受け入れ、
具体的な手を打っていく。
例えば介護職の方はもちろん、
PTやOT、STと言った専門職の方を九州・沖縄等の
遠隔地から引っ張ってくる、
とても画期的な採用方法(でも、理に適い、非常に
堅実でもある採用方法)を展開されている事業者様
もいらっしゃいます。
(北海道の中でも札幌や旭川という都会ではなく、
町の人口が1万を切るような郊外に位置する事業者様
です)
その意味でも、私自身、とても勉強になった一週間
でした。
ちなみにこちらの方には、弊社で企画・販売している
“科学的介護経営CD/DVD”
の中の目玉コンテンツ、
“先進事例インタビュー”
にてその手法を公開いただくことについて快諾を
いただきました。
有益な情報は、活用次第で経営の革新・ブレイクスルー
を起こす強力な「武器」にもなり得ます。
我々としては皆様のお役に立てるべく、
有益な情報をどんどん全国から発掘してまいります
ので、
是非、有効に活用下さいませ。
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↓
http://carebp.com/landing/kaigo-series/
では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■2018年に向けた新サービス組成の可能性?
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● 先日、厚生労働省で老健局長などを歴任した宮島俊彦岡山大学客員教授らが顧問を務める民間事業者の団体が、2018年度の介護報酬改定に向けた提言を行った、という記事がネットニュースで流れていました。中でも目玉は、「新型多機能サービス(仮称)」という新サービスについてです。
●「新型多機能サービス(仮称)」とは、既存の小規模多機能型居宅介護と定期巡回・随時対応型訪問介護看護を融合したもの。これにより柔軟な展開が可能となり、個々のニーズに応えられる環境の整備につながる、と、厚生労働省に提起されたそうです。
●サービス対象者は要介護3以上で、介護や看護を臨機応変に提供。登録定員の上限は設定せず。訪問は24時間の体制をとり、1日複数回・短時間にも対応。オペレーターの役割を担う職員も配置。通いも中心のひとつで、サテライトでの受け入れも認めるべき、等々の様々具体的なサービス内容と共に、複数の主体が連携して関われる仕組みにすべき等、取り組み主体のあり方等についても案を出しています。(ちなみにこの団体の中心メンバーは、先進事例インタビューでもお世話になった長岡福祉協会(新潟県)や、こうほうえん(鳥取県)、ノテ福祉会(北海道)などの社会福祉法人の理事長陣。その他にもセントケア・ホールディングやジャパンケアサービスといった株式会社の取締役も参画しているそうです)
●両サービスを一体化させるとなると、(特に複数法人で連携して行う場合)包括報酬の割り振りや人員兼務のあり方等、様々な課題が浮き上がってくることは想像に難くありません。とはいえ、両サービスは、現状のご利用者像もかなり被っているであろう点(いずれも要介護3以上)、サービスコンセプト面においても親和性が高い点、同時に、(様々懸案はあるものの)兼務による人員効率面においても期待できる点がある(=生産性向上や人員確保の課題に貢献)等、様々メリットも高いのでは?とも思われます。そして最後に、何より顧客にとってユーザビリティの高いサービスが生まれる事は、業界としても大変有意義なことではないか、と思う次第です。
●本アイデアはあくまで提言段階であり、具体化するかどうかは今後の議論の流れをしっかりと追いかけていく必要があるでしょう。とはいえ、情報を早くキャッチできる最大のメリットは、事前思考・検討・準備の時間が多く取れる事。その意味でも、「自分達ならどんな仕組みを組み上げるか」「報酬面ではどうなる事が予想されるか」等々、早々に頭を回転させておき、仮に現実化した場合には早急に動けるよう、意識しておいた方がもいいかもしれませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、久しぶり(?)に都心で社内会議。
明日からは再びロードです。
(今週は大阪(大阪市内)→福岡(北九州市)→
福島県(いわき市)へとお邪魔します)
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。