おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。
3月14日に開催された
“介護プロフェッショナルキャリア段位制度の在り方に
関する検討会”。
資料がようやくアップされましたね。
関心をお持ちの方は、下記からダウンロードして
いただければと思います。
↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-rouken.html?tid=301107
では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■社員が自立・自律的に動き出す仕組みをどうつくるか?(その1)
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●少し前の話ですが、組織マネジメントについて九州地区のとある介護経営者の方と意見交換を行った際、次のようなご質問をいただいたことがありました。「社員(この会社では「職員」と呼ばず、敢えて「社員」と呼ぶようにしていました)がいきいきとした気持ちで、自立・自律的に日々の業務に取り組むようなマネジメントを社内で浸透させたいが、何か参考になる考え方・方法論はないか?」。そこで、私がとあるマネジメントのコンセプトと具体的取り組み事例についてご紹介させていただいたところ、大変関心を示され、「早速、次回の幹部ミーティングで幹部陣と相談し、今後の導入を検討してみる」との言葉をいただきました。今日は、この事業者様にご紹介したコンセプトを皆様にもご紹介したいと思います。
●皆様は、「ホロニック・マネジメント」という考え方をご存知でしょうか?「ホロニック」とは、「ホロン」という言葉が語源となっており、生命科学の領域では「個と全体の有機的調和」という意味で使われているそうです。 この考え方は日本能率協会の岡田潔氏が作り出したコンセプトで、 「企業の各社員が自律的に問題解決や事業改革に取り組み、それが全体として望ましい調和の下に相乗効果を発揮するマネジメント手法」という意味でご理解いただければと思います(その意味では有名な「アメーバ経営」にも通じる
ところがありますよね)。同書によると、本マネジメント手法には、次の4つの特徴があるとのこと。
- 知的生産に適した組織、仕事に適する
- 環境変化にリアルタイムに対応する
- 複雑な環境への適応や業際的な仕事に良い
- 企業内起業家を育てる
ちなみに1の特徴をお伝えした際、前述の九州地区の経営者の方は、当初、「介護現場は知的生産業務と呼びづらいのでは?」という感覚を覚えたそうです。しかし、正にその感覚こそが誤りではないか、と自ら気が付いた、とおっしゃっていた言葉が、私の中でとても印象に残っています。
●では、この「ホロニック・マネジメント」を具体的に展開していくにはどのよう方法があるのか?この点については、明日は弊社常務の鈴木が担当のため、来週火曜日(3月22日)のメルマガで一つ、参考になりそうな取り組み事例をご紹介させていただきたいと思います。是非、それまでの間、皆様なりに「自分ならどんな取り組みを行うか?」について、個々、イメージしてみて下さいませ^^
(ちなみに、昨日お伝えした「想定組織図」の概念も、上記マネジメントコンセプトの範疇だとご理解いただいて差し支えないと思います)
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、茨城県水戸市で打合せ。
その後、都心へ戻り、打合せ&デスクワークです。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。