おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。
昨日、医療法人・社会福祉法人・株式会社(2社)
を地域で展開する、
奈良県某所の法人様との新たなプロジェクトが
始まりました。
我々の役割は、公募案件(ある広大な土地の有効活用)
に対する、“福祉”を起点とした企画・立案・プレゼン
テーションのお手伝い。
ここ数回のメルマガのテーマにも近いのですが、
時代の流れや地域特性を見据えた
“新たな価値”
を生み出せそうな可能性を大いに感じ、
私自身、大変ワクワクしています。
まだ準備段階なのでこれ以上の言及は
難しいのですが^^、
今後、オープンに出来るようになった
段階で、
皆様に報告させていただきますね。
では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。
今日の視点───────────────────────────────────
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■■思考の整理に役立つ「フレームワーク」発想。
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●先日、とある西日本地区の介護経営者と電話ミーティングを行った際、「新サービスを新たに企画するにあたり、色々なアイデアは思い付くのだが、それどのように整理して具体化させていけば良いかが分からない」という話をうかがいました。そこで、ある思考整理のフレーム(枠組み)をお伝えしたところ、「この整理方法はイメージがつく」「大変分かりやすい」という言葉をいただくことが出来ました。ひょっとして、同じような悩みを抱えている方もいらっしゃるのでは?との想いのもと、ポイントのみとなりますが、皆様にもご紹介させていただければと思います。「三層モデル」という整理法です。
●「三層モデル」とは、世界的に著名なマーケティング学者、フィリップ・コトラー氏が提唱したフレームで、「プロダクト三層モデル」「コトラーの三層モデル」とも呼ばれています。「製品(サービス)は、中核・実態・付随機能の三層で出来ている」という考え方です。
●「中核」とは、前述の冒頭部分やここ最近のメルマガで多用している「顧客価値」と捉えていただいて結構かと思います。例えば、ずいぶん昔の話ですが、過去に会社を経営していた、とあるご利用者からこんな話を聞いたことがあります。「原田君、こんなことを言うと単なるわがままだと思われるかもしれないから大きな声では言えないけれど、俺は、正直、一般大衆と一緒にワイワイ楽しむような介護サービスには交わりたくないんだ。プライドが傷つく。」皆様であれば、例えば、このような方にどんな価値を提供出来るでしょうか?(更なる言及は控えますね^^)
●その次に実体。これは、実際のサービス提供形態を指します。例えば、上記の言葉の延長線上で考えた場合、「自立支援の概念を基礎に据えつつ、CA(スチュワーデス)並みの接客トレーニングを受けた介護職員による保険外訪問介護サービス」「一人ひとり、個浴の檜風呂で入浴が出来るデイサービス」等が考えられるかもしれません(と言いますか、実際に過去、こんなサービスを提供している事業者様の話を聞いたことがあります。ケアマネジメントの本質の議論でない、というご指摘もあるかと思いますが、分かりやすくイメージしていただくために敢えて極端な例で話しておりますこと、ご容赦下さい)。
●最後は「付随機能」。実体に伴って、更に価値を高める為の付随的なサービスを指します。例えば過去、上記発想のデイサービスでは、「送迎車は高級外車」「送迎スタッフはスーツ」等で「ご利用者の精神的満足感を更に高める」ことを実践されていらっしゃいました(これも実際の話です)。
●事例が適切だったかどうかは分かりませんが^^、「フレームに基づいて思考を整理する」という方法は他業界でも活用されている、科学的経営手法の一つです。もし今、前述の西日本地区の経営者と同様に新サービスや既存サービスのブラッシュアップを検討されているとするならば、一度、頭の中で浮かんでいるアイデアを上記フレームに落とし込んで整理されてみてはいかがでしょう?頭の中がスッキリすると共に、新たな気付きや発見が生まれるかもしれませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、朝一番に大阪で打合せ後、
仙台へ向かいます。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。