おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の原田匡です。
さて、皆様に一点、ご報告です。
今まで私 原田 が単独で情報をお伝えして
きた本メルマガですが、
明日からもう一人、情報発信者として、
弊社常務取締役 鈴木 が加わります。
※鈴木の簡単なプロフィールはこちら
↓
http://carebp.com/members.html#suzuki
鈴木は長年にわたり、数多くの介護事業者様の
経営支援を行ってきた実績・経験を持ち、
特に財務・ガバナンス分野に深い知見を有して
います。
私自身、鈴木から学ぶことも多く、
その意味でも、私と鈴木2名からの情報発信は、
今まで以上に皆様のお役に立てるのではないか、
と考える次第です。
明日以降、週に1回程度を目途として、
鈴木からも様々な情報をお伝えさせていただき
ますので、
是非、楽しみにしていただければ幸いです^^
では、今日もメルマガの中身に入らせていただきます。
今日のSHINKAのテーマは、昨日に引き続き、
「人財育成」についてです。
今日の視点───────────────────────────────────
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■■研修の復習スキームを「もう一歩前」に進める。
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●昨日、エビングハウスの忘却曲線の考え方を元に、小刻みな「復習」を研修に取り入れる意義についてお話させていただきました。
●この方法、一般的な「一度きりの研修」に比べ、とても高い効果を発揮する事は間違いないのですが、実はもう一つ、この「復習」の考え方を一歩進めて、「復習」以上に効果を高める方法があります。それは、「習慣化」です。
●週に一回、月に一回、というスパンではなく、「毎日」の習慣化に落とし込む。これが出来れば、確実に「復習」以上の効果を期待する事が出来ます。
●例えば、以前、インタビューさせていただき、弊社が企画・販売させていただいている「科学的介護経営CD/DVDシリーズ」の第1号にもご登場いただいた「株式会社ファミリーケアサポート」様。職員100人に対し年間1200時間以上の研修を提供している、という、人財育成に情熱を注ぐ法人様ですが(田中社長曰く、「これでも全然足りない」との事ですが^^)、例えば、同社では、理念を一新した際、「理念研修」と共に、この理念をより現場に浸透させるべく、「クレド(信条)」というツールを用いた「習慣化」の仕組みを同時に取り入れています。
●ご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、「クレド(信条)」とは、世界有数のホスピタリティホテルとして有名な「リッツカールトンホテル」が取り入れていることで一躍有名になったツールです。ファミリーケアサポート様はリッツカールトンホテル同様、自社の理念や価値観を記したカード(=クレド)を作成し、全社員に配り、そのカードを用いて日々、朝礼を行っています。理念唱和だけでなく、職員自らが自身の仕事や生活を振り返り、実際に起こった様々な出来事を自社の「クレド」に書かれた内容と結び付け、発表することで、自社の理念や価値観に込められた本当の意味に気付く、という経験を「習慣化」させ、お題目で終わる事も多い「理念」「価値観」を日々の活動に落とし込んでいるのです。
●皆さんは、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンス(ザイオンス)が提唱した「ザイア(オ)ンス効果」という概念をご存知でしょうか。平たく言えば、「初めのうちは興味がなかったり、苦手だったりしたものも、何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる」効果のことで、日本語では「単純接触効果」とも言われています。組織活性化を実践する上で非常に有効な概念であり、その観点からもファミリーケアサポート様の「習慣化」活動は、正にこの「ザイア(オ)ンス効果」の実践、という意味において、非常に有意義な事例だとも言えるでしょう(他にも様々な取り組みを行っている同社の活動は、同業者として非常に参考になるかと思います。ご興味のある方は、弊社までお問合せ下さい)。
●研修を取り入れる目的、それは、「人財や組織の能力を高め、今以上に顧客や社会に貢献できる企業体に革新・成長させること」です。この目的と対照した場合、果たして自社の現状の研修体制は最大効果を発揮できる仕組みになっているのだろうか?年度末が近付く今、あらためて考えてみてもいいかもしれませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は終日、都心で打合せ&デスクワークです。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。