[ケアビジネスSHINKA論 Vol.684]

脅威(ピンチ)を機会(チャンス)に変える源泉。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の原田匡です。

あっという間に、2月に突入しましたね。

時間経過の速さについ、驚いてしまいます。

1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」、

という言葉通りだとすると、2月もあっという間に
終わってしまうことでしょう。

「時は金なり」

の諺通り、一日一日を大事にしなければなりませんね^^

では、今日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日のSHINKAのテーマは、

「発想を生み出す源泉」についてです。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■脅威(ピンチ)を機会(チャンス)に変える源泉。
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●先日、お泊りデイを展開されている事業者様とお話させていただいた際、茶話本舗を展開されている日本介護福祉グループ様の新規展開についてご紹介させていただいたところ、「大変興味深い」という言葉をいただきました。

●ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、同社は昨秋、東栄住宅(東京都西東京市)、ウェルフューチャー(同千代田区)と業務提携し、介護保険制度改正などに対応した新しいタイプのお泊まりデイサービスを開発することをプレスリリースしています。

●多くの茶話本舗は既存の一般民家を改修したもので、定員は10人の小規模型・宿泊サービスは1日5人を上限に提供していましたが、新モデルは(1)新築(2)宿泊スペースは9部屋で、7.43平米の個室(3)消防法改正に対応しスプリンクラー設置(4)2~3階建ての場合はエレベーター完備、などが特徴となっています。このモデルが確立されれば、既存ご利用者のニーズを満たすことは勿論、「非常時に宿泊出来るのは助かるけど、あの環境では、、」と躊躇されていた方々のニーズも新たに取り込むことが出来るのではないでしょうか。

●同社の動きを俯瞰するに、私は注目すべき点は2点あると感じています。一つは、『外部環境の変化(=基準の厳格化)を冷静に捉えつつも、自社の理念を揺るがすことなく、「脅威(ピンチ)」を「機会(チャンス)」に転じさせようとしている』という発想そのもの。そして、もう一つは、そのような発想を生み出す源泉となっているであろう「事業定義」についてです。

●私流の言葉で表現させていただくとすると、自社を「介護保険事業(=制度に追随する経営)」と定義するか、或いは、「介護保険制度を“活用”した介護事業(社会福祉事業)(=制度を活用する経営)」と定義するかによって、成長戦略を描く上での「発想の幅」は大きく変わってくるものと思います。

●自社事業をどのように「定義」して、未来戦略を描くのか。先週のメルマガでも「自社は何業か?」というテーマのもと、とあるリハビリデイ事業者の事例を取り上げさせていただきましたが、本日の事例と合わせ、あらためて考えてみてもいいかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、新潟県長岡市へ日帰り出張です。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。