おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。
“本当にそうなのかな?”
と若干疑いながらも、
何となく風評や総論めいた周囲の声に
合わせて、
さも、自分の意見のように語ってしまう
ことってありませんか?
代表的なフレーズが、
「景気が悪いからねぇ。。。。」
という言葉。
確かに、マーケットの中で一定のシェア
を握っているような大企業であれば、
大きな経済の流れの煽りをダイレクトに
受ける事もあるでしょう。
納得できる話です。
しかし、私たちのような中小企業にとって、
「景気が悪いからねぇ。。。」
という理屈は、
果たして本当にあてはまるのでしょうか?
私見ながら、私は99%の確率で
“あてはまらない”
と思っています。
「当社が目標利益に到達するまでには、
後幾ら足りないのだろう?」
「そのためには、あと何人のお客様を
集めなければならないのだろう?」
「その数をこの商圏で集める事は、果たして
不可能なことなのだろうか?」
「本当に、“景気が悪いから無理”なのだろうか?」
自問自答すればするだけ、
“環境<<自己の努力”
という現実と対峙せざるを得なくなって
きますよね。
これ、本当によくある話です。
私たちの業界に当てはめて考えるとすると、
その最たるものは、
“小規模事業者は自然淘汰される”
という言葉かもしれません。
全国にセミナーでお邪魔していると、
この言葉の持つ重みや不安に頭を覆われ、
半ば
“思考停止”
になっている経営者に出会うことが
あります(とても罪な話です)。
そんな時、メッセージを込めて、
私はいつも次のように語ります。
「小規模事業者が自然淘汰されていく、、
本当でしょうか?
確かに小規模事業者は、経営資源が少ない、
という意味において、
環境変化に耐える事が出来る経営体力が弱い、
ということは、事実として言えるのかも
しれませんし、
ひょっとすると、その意味では、
この言葉に、一定の正当性はあるのかも
しれません。
しかし、だからと言って、
“小規模=自然淘汰”
というロジックは、乱暴すぎるのではない
でしょうか?
正しくは、
“小規模事業者で、かつ、
顧客から支持を得られていない、
稼働率が低い会社は、
一気に自然淘汰される可能性が高まる”
ということなのではないでしょうか??」
例えば、私の周りに複数存在している、
稼働率90%~100%近くで頑張っている、
定員10名のお泊りデイ。
都内(23区近郊)の某経営者によると、
2014年度の平均月商は約390万前後。
毎月の経費は、
最も高い賃料相場、
最も高い物価相場、
最も高い人件費相場、
という環境下、
現金支出で約260万程度だった
そうです(=約130万の利益)。
これが、2015年度に入り、
報酬ダウンの煽りを受け、
2015年4月には、約365万前後に下落。
(=約105万の利益)
その後、サービズ単価の見直しや更なる
稼働アップの為の活動を行い、
2015年末には、
380万円近くまで持ち直しています。
(=仮に経費が10万上昇したと仮定しても
110万円の利益)
このデイは、恐らく、
よほどのことがない限り、
淘汰されることはないでしょう。
言うまでもないことかもしれませんが、
事業者が自然淘汰されるかどうかは、
“規模が小規模かどうか”
という要因よりも、
“高い稼働率を上げることが出来ている
かどうか?”
“顧客(地域)から支持を受けているか
どうか?”
の要因の方が、
より因果関係が強い。
だとすれば、
私たちの努力を及ぼせる範囲・余地は、
まだまだ十二分にあるのではないで
しょうか?
・・・・・・・・・・・・・
自社の存続・発展は、100%、
我々経営者・幹部の進化にかかっています。
制度に振り回されることなく、
制度を上手に活用しながら、
自力で生き残る。
言葉では表現できないようなプレッシャーを
感じることもしょっちゅうだと思いますが、
その分、ワクワク出来ることも沢山あるかも
しれません。
我々も、そんな気概を持った経営者・幹部の
皆様を、
全力でご支援してまいります。
2016年、お互いに、
昨年を遥かに超えるパワーで突き進んで
いきたいものですね^^
以上、何かのお役にたてれば幸いです。
今日は、朝一番は岡山駅前で打合せ。
終了後、大阪へ戻り、打合せ&デスクワーク
です。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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