[ケアビジネスSHINKA論 Vol.643]

ヘルスケアREITの動き。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。

先日、

“ヘルスケアREIT”

の動きに関する、

興味深い記事が出ていましたね。

是非、皆様にも内容を共有致したく、

本日のメルマガでご紹介させていただき
たいと思います。

日経オンラインからの抜粋です。

“ヘルスケアREITの上場相次ぐ”

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高齢者向けの施設の市場拡大を見据え、

有料老人ホームや高齢者専用マンション
などを投資先とする不動産投資信託(REIT)
が相次ぎ上場している。

一般的に

“ヘルスケアREIT”

と呼ばれる。

投資家の資金や銀行からの借入金を元手に
高齢者向けの施設を購入する。

運営は業者に委託し、

その賃料収入や施設を第三者に売却した
利益を投資家に分配する仕組みだ。

「CCRCは未開拓で競合相手の少ない
分野」。

7月に上場したREIT、

ジャパン・シニアリビング投資法人(証券コード
3460)の運用会社の藤村隆社長は元気な高齢者の
受け皿として広がるCCRCに注目する。

保有する14施設は介護付き有料老人ホームなど
だが、

CCRCも4件ある。

選別や価値向上にあたり、

事業会社の株主に当たる設立主のケネディクス(4321)
や新生銀行(8303)などからノウハウの支援を受けて
いる。

投資先である保有施設には月額入居費用30万円台と
比較的裕福なシニア向けもあるが、

藤村社長は

「高齢化の進行とともに今後は中間所得層向けの
CCRCのニーズが爆発的に増える」

と見る。

全国で施設の取得を進め、

現在約280億円の物件保有額を3年間で1000億円
規模にまで増やす計画だ。

病院や診療所など投資先の分散も強化するという。

日本発のヘルスケアREITとして2014年11月に
上場した日本ヘルスケア投資法人(3308)は、

投資家への特典として、

投資先である高齢者施設を運営する業者のサービス
利用料割引や体験宿泊できる無料券を配布している。

15年10月末には特定の運営企業の施設入居者に
5万円相当の家具をプレゼントする優待を追加した。

「シニア層だけでなく将来的に親の入居を考えて
いる40~50歳代の注目度も高い」

という。

オフィスや商業施設など通常のREITは賃料収入
が景気変動に左右されやすいが、

ヘルスケアREITは運営企業と長期の賃料契約
を結ぶため、

収益が安定している。

高齢化で介護市場の成長期待も大きい。

ただヘルスケアREITの投資口価格は低迷して
いる。

介護事業大手のメッセージ(2400)の介護施設
で入居者への虐待が発覚し、

投資家心理を冷やした。

野村証券の荒木智浩リサーチアナリストは

「介護施設は事件や事故のリスクを抱えており、

投資する上ではきちんと法令順守がなされて
いるかなどの見極めが必要だ」

と話している。

※引用元サイト

http://www.nikkei.com/money/features/29.aspx?g=DGXLASFZ17H1Y_18112015K15300

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ヘルスケアREITについては2014年11月

“日本ヘルスケア投資法人”、

2015年3月に

“ヘルスケア&メディカル投資法人”、

そして、文中にある通り、2015年7月に

“ジャパン・シニアリビング投資法人”

が上場しており、

今後、本分野においては、今後、

益々の活況が予測できるかと思います。

そんな中、個人的には、

“現在約280億円の物件保有額を3年間で
1000億円規模にまで増やす計画”

を持っているジャパン・シニアリビング投資
法人 藤村社長の言葉、

“高齢化の進行とともに今後は中間所得層向けの
CCRCのニーズが爆発的に増える”

という言葉が心に残りました。

ヘルスケアREITの上場としては3番目、

というポジションから、

他社とは違ったポジショニングも検討している
のかもしれません。

“我が町でCCRCを展開したい”

とお考えの法人様にとっては、

少し頭に残しておいた方が良い情報かも
しれませんね。

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は、都心で終日、打合せが続きます。

今週は、平日はずっと東京、

週末土曜日から西日本行脚です。
(福山→博多→佐賀→長崎→北九州→沼津
→東京)

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。