[ケアビジネスSHINKA論 Vol.636]

モーター付歩行器が福祉用具認定を受ける可能性が高いようですね。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。

先日、CBニュースを拝見する中で、

是非、皆様にも内容を共有したいな、

と思う記事がありましたので、

本日のメルマガでご紹介させていただき
たいと思います。

福祉用具に関する記事です。

“「モーター駆動の歩行器」保険給付対象へ-
厚労省の検討会”

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介護保険の福祉用具貸与などの対象品目を
見直す

“介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会”

が9日、開かれた。

この日は、全国の保険者や福祉用具関連事業者、

介護事業所などから寄せられた福祉用具や住宅
改修の製品や項目について検討。

委員らは、検討対象となった製品や項目のうち、

「モーター駆動による歩行器」

を新たな保険給付の対象品目とすることについて
前向きに評価した。

今後、厚労省は来年度から

“モーター駆動による歩行器”

を保険給付に加えることを目指し、

準備を進める方針だ【ただ正芳】。

今年2月に政府の日本経済再生本部が
決定した

“介護分野におけるロボット新戦略”

を受け、

これまで介護報酬改定に合わせて3年に
1回開かれてきた同検討会は、

必要に応じ随時開催することが決まった。

今回の検討会では、今年4月1日から10月
22日にかけて寄せられた福祉用具(製品数は
18個)や住宅改修(6項目)について、

介護報酬の保険給付に含めるかどうかを議論した。

その結果、

“モーター駆動による歩行器”

については、

従来の歩行器が既に介護保険の対象となって
いる上、

ロボット技術を加えることで、

坂道の歩行でも安全性が増すと予測される
ことから、

委員の間でも保険給付の対象品に加えることに
前向きな意見が大勢を占めた。

これを受け厚労省は、

“モーター駆動による歩行器”

を介護保険給付の範囲に加えることについて、

年内にも社会保障審議会介護給付費分科会に
報告する予定だ。

この日の検討会では、

服薬支援ロボットやコミュニケーションロボット、

GPSを活用した見守り支援ロボットなどに
ついても議論が行われた。

委員からは、その将来性や必要性を評価する意見は
出たものの、

保険給付の対象とするには、

いずれも時期尚早とする声が大勢を占めた。

※引用元サイト

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/47257.html

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ご利用者やご家族にとっては、とても好ましい
動きですよね。

今後、現場での利便性向上や労働生産性向上に
寄与することを目的に、

介護ロボット等の開発はどんどん進んで
いくと思われますが、

一方では、

様々な分野の、様々な企業の知恵・ノウハウを
結集させながら、

“普及促進の仕組み”

“安心活用出来る仕組み”

等々の環境づくりも、

一層、必要となってくることも忘れてはなりません。

また、全く異なる次元の議論としては、

皆様ご存知の通り、

財務省は2018年度の法改正を見据えつつ、

“福祉用具や住宅改修の原則自己負担化・一部補助”

の声を強めています。

国レベルや市場レベル、或いは現場レベルにおいて、

解決していかなければならない問題も山積している
本分野かと思いますが、

ご利用者のQOLに直結する動き、

或いは、至上な健全な発展に直結する動きとして、

我々としても、より、関心を傾けなければならない
(或いは、時には声を上げなければならない)分野
だと思います。

その意味でも、是非、意識して動向を追いかけていく
必要があるのかもしれません。

皆様自身は勿論、

また、我々にも何か新たな情報が入りましたら、

いの一番に共有・報告させていただきますね。

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は、午前中は札幌でデスクワーク&打合せ。

その後、午後・夕方と、

札幌市内でダブルヘッダーセミナーです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。