おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。
今月の7日~9日、
第42回国際福祉機器展(HCR)が東京で開かれ
ました。
残念ながら都合がつかず、
私は足を運ぶことが出来ませんでしたが、
その中で、
福祉機器を現場で有効活用している法人様が実演・
解説を行うセミナーがあったようです。
レポートを読む限り、内容的に大変興味深く、
是非、本日のメルマガで皆様にご紹介させて
いただきたく思います。
“福祉機器活用でケアを変えよう
吹上苑が抱え上げない介護実演”
↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
福祉新聞社主催のセミナー
“機器活用でケアを変えよう”
が7日に開かれ、
施設職員など約120人が参加した。
第42回国際福祉機器展(HCR)に合わせ開いた
もので、埼玉県の特別養護老人ホーム吹上苑(関口敬子施設長)
が日々のケアの一端を実演・報告した。吹上苑は従来型50人(平均要介護度4.1)、
ユニット型48人(同3.8)の施設。
4種類(天井走行式、据置式、ベッド固定式、床走行式)
のリフトや調整機能付き車いす、3モーター式介護ベッドなどを使い、
人力で抱え上げない介護を徹底している。
関口施設長は
「仙骨座りの利用者や腰痛を抱える職員を何とか
したいと思っていた時に、調整機能付き車いすを使ったシーティングに出会った
のが機器導入の始まり」と述懐。
2006年度から加島守・高齢者生活福祉研究所長を
講師に機器活用を進めてきたことを紹介した。リフトについては
「荷物の積み下しみたい」
「時間がかかる」
という職員の声があったが、
「リフトの方が痛くなくて楽」
という利用者の声で導入を決めたことを説明。
「人力による抱え上げは利用者にも職員にも危険で、
精神的・肉体的な負担も大きい」
などと述べた。
実際に使用している㈱シーホネンスの介護ベッド、
床走行式リフト、㈱竹虎の据置式リフト、ラックヘルスケア㈱の車いす、
㈱タイカのポジショニングクッションを使った
実演では、2種類のリフトの特徴などを紹介。
床走行式は移動できるので1台で複数人が使える
こと、据置式は揺れが少なく安定していること、
回転スペースが必要な床走行式は多床室では
使いにくいことなどを説明し、施設の環境や個々の利用者に合ったリフトを使う
重要性を訴えた。また、ベッドの昇降機能を最大限に生かす
“FKO式”
と、つり具が張った状態になった時にフックにつり具が
掛かっているかしっかり確認するという最新のリフト
操作方法も紹介。FKO式は揺れが少なく、
移乗時間が短くなることなどを説明した。
さらにベッド上でのポジショニングでは、
円背や両膝関節に拘縮などがある人のクッションの
当て方などを説明。「安楽な姿勢を保持することで褥瘡を防ぎ、
関節可動域も広がる」
などと述べた。
最後のまとめで関口施設長は
「機器を使えば利用者の自立度が高まりQOLも
向上する。職員の負担も軽減する」などと効果を語り、
「理学療法士など専門職がいない施設は外部の
指導者が必要」などと助言した。
※引用元サイト
↓
http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/11009
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かなり先進的な取り組みですよね。
今後、福祉機器の分野は、
益々進化してくるものと思われます。
様々考慮すべき点はあるかもしれませんが、
自社の労働環境改善や、
生産性向上に課題を抱える皆様は、
未来を見据え、
一度、本格的に導入を検討してみても悪くない
かもしれませんね。
以上、何かのお役にたてれば幸いです。
今日は、鹿児島県鹿児島市でセミナーです。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。