[ケアビジネスSHINKA論 Vol.626]

福祉機器を先進的に活用している、とある社福の取り組み。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。

今月の7日~9日、

第42回国際福祉機器展(HCR)が東京で開かれ
ました。

残念ながら都合がつかず、

私は足を運ぶことが出来ませんでしたが、

その中で、

福祉機器を現場で有効活用している法人様が実演・
解説を行うセミナーがあったようです。

レポートを読む限り、内容的に大変興味深く、

是非、本日のメルマガで皆様にご紹介させて
いただきたく思います。

“福祉機器活用でケアを変えよう

吹上苑が抱え上げない介護実演”

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福祉新聞社主催のセミナー

“機器活用でケアを変えよう”

が7日に開かれ、

施設職員など約120人が参加した。

第42回国際福祉機器展(HCR)に合わせ開いた
もので、

埼玉県の特別養護老人ホーム吹上苑(関口敬子施設長)
が日々のケアの一端を実演・報告した。

吹上苑は従来型50人(平均要介護度4.1)、

ユニット型48人(同3.8)の施設。

4種類(天井走行式、据置式、ベッド固定式、床走行式)
のリフトや調整機能付き車いす、

3モーター式介護ベッドなどを使い、

人力で抱え上げない介護を徹底している。

関口施設長は

「仙骨座りの利用者や腰痛を抱える職員を何とか
したいと思っていた時に、

調整機能付き車いすを使ったシーティングに出会った
のが機器導入の始まり」

と述懐。

2006年度から加島守・高齢者生活福祉研究所長を
講師に機器活用を進めてきたことを紹介した。

リフトについては

「荷物の積み下しみたい」

「時間がかかる」

という職員の声があったが、

「リフトの方が痛くなくて楽」

という利用者の声で導入を決めたことを説明。

「人力による抱え上げは利用者にも職員にも危険で、

精神的・肉体的な負担も大きい」

などと述べた。

実際に使用している㈱シーホネンスの介護ベッド、
床走行式リフト、㈱竹虎の据置式リフト、

ラックヘルスケア㈱の車いす、

㈱タイカのポジショニングクッションを使った
実演では、

2種類のリフトの特徴などを紹介。

床走行式は移動できるので1台で複数人が使える
こと、

据置式は揺れが少なく安定していること、

回転スペースが必要な床走行式は多床室では
使いにくいことなどを説明し、

施設の環境や個々の利用者に合ったリフトを使う
重要性を訴えた。

また、ベッドの昇降機能を最大限に生かす

“FKO式”

と、つり具が張った状態になった時にフックにつり具が
掛かっているかしっかり確認するという最新のリフト
操作方法も紹介。

FKO式は揺れが少なく、

移乗時間が短くなることなどを説明した。

さらにベッド上でのポジショニングでは、

円背や両膝関節に拘縮などがある人のクッションの
当て方などを説明。

「安楽な姿勢を保持することで褥瘡を防ぎ、

関節可動域も広がる」

などと述べた。

最後のまとめで関口施設長は

「機器を使えば利用者の自立度が高まりQOLも
向上する。職員の負担も軽減する」

などと効果を語り、

「理学療法士など専門職がいない施設は外部の
指導者が必要」

などと助言した。

※引用元サイト

http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/11009

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かなり先進的な取り組みですよね。

今後、福祉機器の分野は、

益々進化してくるものと思われます。

様々考慮すべき点はあるかもしれませんが、

自社の労働環境改善や、

生産性向上に課題を抱える皆様は、

未来を見据え、

一度、本格的に導入を検討してみても悪くない
かもしれませんね。

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は、鹿児島県鹿児島市でセミナーです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。