[ケアビジネスSHINKA論 Vol.3054]

様々な経営判断を行う上で、一つの示唆にしていただけるかもしれません。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「厚労省、通所介護の訪問機能追加に補助 来年度から新制度
初期費用や安定運営を下支え」

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まだ一部の地域の話ですが、この動きは今後、

全国に拡がるのでしょうか?

注視すべき情報だな、と感じた次第です。

https://www.joint-kaigo.com/articles/40041/

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■様々な経営判断を行う上で、一つの示唆にしていただけるかもしれません。
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●先日、北関東地区の介護・福祉経営者(A社長)と意見交換させていただいた時の事。
話の流れからふと、とあるエピソードを思い出し、その言葉をご紹介させていただいた
ところ、「・・・・ちょっと再考してみたいと思います。ありがとうございました」という、
とても誠実なコメントをいただく機会がありました。

●この内容、本メルマガにお付き合いいただいている皆様の中にも何らかの“気付き”或い
は経営判断上の“ヒント”を感じ取っていただける方がいらっしゃるかもしれない?という
想いのもと、

●本日は是非、私がA社長にご紹介させていただいたエピソード、と言いますか、手紙の
内容(一部抜粋)を是非、ご紹介させていただきたいと思います。以下、グーグル社が上
場した2004年、創業者であるラリー・ペイジ氏が投資家に宛てた手紙についてです(引
用部分だけでも長文となりますが^^、是非、お時間ある際にご一読下さい)。

●私たちは非上場企業として、長期的な展望を大事にしてきており、それが私たちの成長
に繋がりました。上場企業となっても考え方を変えるつもりはありません。外部からのプ
レッシャーによって、四半期ごとの市場の期待に応えるために、長期的な成長機会を犠牲
にするように企業を仕向けることがあまりにも多いと思います。

●外部からのプレッシャーによって、企業は 「四半期決算の数字」の数字のために決算を
操作することもあります。ウォーレンバフェットの言葉を借りれば、「四半期または年間
の業績を 「平準化スムース」 にすることはできません。収益の数値が本社に届いたとき
にでこぼこしている場合は、マーケットに届く際もでこぼここしているものと考えられます。

●短期的な結果を犠牲にする可能性はあるが、長期的には株主にとって最善の利益となる
機会が生じた場合には、我々は長期的視点を優先します。私たちは長期的視野を大切にす
ることを不屈の精神を持って維持し続けます。株主の皆様には、長期的な視点を持ってい
ただきたいと思います。

●長期とはどのぐらいの期間なのか疑問を持たれるかもしれません。通常、プロジェクト
は1~2年以内に何らかの成果を得たり、進歩したりすると予想されます。しかし、私たち
はできる限りより長いスパンで考えることを大切にしています。

●ビジネスとテクノロジーが急速に変化している状況ですが、我々は、今何をすべきかを
決定するために、3~5年のスパンでシナリオを検討しています。我々は、3~5年のスパン
で、利益を最大化することを心がけています。このような戦略を検討する一方で、テクノ
ロジー分野で複数年にわたる予測を立てるのは非常に難しいことです。

●多くの企業は、利益をアナリストの予想通りに維持するよう圧力をかけられています。
したがって、彼らはより大きく、より予測しにくい収益よりも、より小さく、より予測可
能な収益を受け入れることが多いです。セルゲイと私はこれが有害だと感じていて、私た
ちは反対の方向に進むつもりです。

●我々は、改善活動が決算に悪影響を与える場合でも、改善を遅らせることなく即座にリ
リースしています。我々は、四半期決算をよくすることよりも、長期的な価値を最大化す
ることを重視します。

●私たちの長期的な視点にはリスクがあります。マーケットは長期的な価値を評価しきれ
ない場合もあるため、当社の評価価値が下がることも想定されます。私たちの長期的な視
点は、誤ったビジネス戦略となってしまうのかもしれません。

●強豪は短期的な戦略で称賛され、結果として強くなるかもしれない。当社への投資をお
考えになる場合、私たちの長期的な視点に対するリスクを理解いただく必要があります。

●私たちは、決算のためではなく、長期的な会社と投資家の繁栄を重視してビジネスの意
志決定をいたします。事業の長期的な動向を示すことはありますが、従来のような意味で
の業績見通しを示す予定はありません。四半期ごとに狭い範囲でビジネスを予測すること
はできません。

●当社は、株主の皆様の利益を向上させることが当社の責務であると認識しており、人為
的に短期的な目標数値を設定することは、株主の皆様の利益に資するものではないと考え
ております。

●そのような予測は求められたくありませんし、求められた場合は丁重にお断りします。
経営陣が一連の短期目標に気を取られているのは、ダイエットをしている人が30分おき
に体重計に乗るのと同じくらい意味がないと考えます・・・・

●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?「どのよう
な経営判断を行うにしても、経営者には独自・固有の“哲学”が求められる」少しでも心に
引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、自らが直面している経営課題に対
して思考を深めてみていただいても有意義かもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、大阪市内のホテルにて、

午前中は3本のオンラインミーティング。

午後ももう一本、オンラインミーティングを行った後、

夕方からリアルミーティング、そして会食へと続きます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。