おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
「高齢者「通いの場」参加率、大分県が10年連続日本一 行政後押し22年度15.2%」
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今後、ますます自治体間での差が広まっていきそうだな、
と感じた次第です。
関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。
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https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2024/03/31/JDC2024032701542
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では、本日のメルマガに入らせていただきます。
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■■この視点、とっても勉強になりますよね^^
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●今週に入り、“地域密着企業”2社の事例についてご紹介させていただいた本メルマガ。そ
のような中、関西地区の福祉経営者(A社長)と意見交換する機会があり、「セイコーマー
トって、何故、そんな過疎地でも出店できるんでしょうか。よく分からないです・・・・」と
いう、極めて尤もなご質問をいただく機会がありました。
●このご質問をいただいた時、私の頭の中には過去に同社に関する、とある記事を読んだ
際に感じた幾つかの“気付き”が頭に湧き上がってきており、そのうちの一部をご紹介した
ところ、「そもそも、根本の考え方が違うんですね・・・・」と、とても深いコメントをいた
だいた次第です(ご紹介した内容は下記。既に消去された過去記事からの抜粋です)。
●北海道に、他に類を見ないコンビニエンスストアがある。北海道での店舗数は全国展開
するコンビニ大手より多く、サービス産業生産性協議会の調査では顧客満足度がコンビニ
業界で最も高い。 セイコーマート――。 「その名を知らない北海道民はいない」といわ
れるほど、地域の生活に溶け込んでいる。
●コンビニといっても、都会や都市郊外だけのものではない。北海道にある 179 市町村の
うち 94%、ほぼくまなく全道をカバーするこの店は、他のスーパーや食料品店が不採算を
理由に撤退してしまった人口減少地域や、離島にまで出店している。住民の生活を支えてい
るばかりでなく、企業としても高い利益を上げているという。
●それに答えるキーワードとして、丸谷社長がまず掲げるのがマーケティングだ。徹底し
た顧客志向、生活者志向ということだ。マーケティングを重視する理由。それは企業の成
り立ちとして彼らが、顔が見える顧客を相手にしてきた、あるいはそうせざるを得なかっ
た事情がある。
●北海道の人口は約 550 万人、全国の約 5%だ。市場の広さは限定されている。その人口
も減少傾向にあり、経済の規模的成長を企業戦略の前提にすることはできない。セイコー
マートは、ここからいわゆる逆転の発想をする。550 万人の人口規模、19 兆円の経済。同
水準の規模の国は、欧州ならざらにある。いたずらに展開エリアを広げる必要はない。
●丸谷社長は、顧客を二次元でなく「三次元」で捉えると言う。顧客と店舗の関係を平面
的に考えるのではなく、そこに“深度”を掛け合わせるということだ。550 万人に毎日来て
もらえれば、年間来店客数は延べ 20 億人という計算になる。
●実際に来店しているのは延べ 2 億 3000 万人。すなわち自社が現在カバーできているの
は12%にすぎない。顧客と向き合い、そのニーズを満たすことができれば、まだまだ来店
してもらう余地があるとも考えられる。
●実際、地域によっては 2000 人の人口のうち毎日 600 人が来店し、それによって限られ
た後背地にもかかわらず、十分に採算が合っているという事例もある・・・・
●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?「顧客との
“深度”という発想」少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、
我々の本業にあてはめて考えてみていただいても有意義かもしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、午前中に長崎市から博多へ移動。
博多にて
“九州ケアビジネス研究会”
を開催し、終了後は参加者の皆様と懇親・意見交換を兼ねた会食です。
皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?
では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。