[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2694]

“コスト”ではなく、“〇〇”この発想が大きな差を生むのだ、と再実感しました。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

各サービスの報酬改定内容にザっと目を通していますが、

訪問介護と定期巡回の報酬が特に厳しく映りますね。

色々と“感じる”ところがある改定だなぁ、

とあらためて思った次第です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37407.html

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■“コスト”ではなく、“〇〇”この発想が大きな差を生むのだ、と再実感しました。
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●山下達夫理事長(社会福祉法人太陽の家理事長)のセミナー、そして「別府市内のイン
クルーシブな町巡り」に引き続き、3つ目の企画として視察ツアータイトル通り、オムロ
ン太陽株式会社の工場視察をさせていただいた先週末の「オムロン太陽(株)視察ツアー」。

●私自身、同社の工場視察をさせていただくのは今回で4度目でしたが、“より働きやすい
職場づくり”と“生産性向上”の両立を実現するための改善活動が毎年、アップデートされて
いることに驚き・感動を覚えつつ、

●同時に時代が変わろうとも左右されない普遍の価値の重要性を再確認することが出来た
り等、私自身が進むべき未来に対し、あらためて様々な示唆をいただくことが出来た、と
ても有意義な一時となりました。

●今回、あらためて強く認識・再確認したことは、「障がいがある方にとって働きやすい
職場をつくるための創意工夫は、オムロン太陽社としての重要な“投資”活動である」とい
う視座から生まれている、ということ。

●「法定雇用率の縛りがある中、罰金を払うくらいなら、戦力にならなくてもいいから障
がい者を雇用しよう」「SDGsの空気感の中、社会的責任として障がい者を雇用しよう」・・・・
そのようなスタンスの法人にとって、障がい者雇用は“投資”ではなく“コスト”である、と
定義することが出来ると思います。

●もう少し詳しく換言するなら、「生産性・費用対効果としては決して見合わないことは
分かっているが、企業の社会的責任として被らなければならない、まったくもって回収不
可能な」コストである、と表現できるかもしれません。

●しかし、オムロン太陽社のスタンスは、それらとは全く異質・別次元なもの。「障がい
者が保有する潜在力を最大限引き出し、彼らと共に法人として生産性を高めていくために
はどのような職場環境が必要か?」

●その問いは正に“投資”的観点に立脚した発想であり、そこに“コスト”という発想は1㎜
も存在しない、ということ(=普遍の価値)をあらためて今回、再確認し、未来に向けた
大きな示唆をあらためて得た次第です。

●ちなみにオムロン太陽・辻社長は自社のこの発想・視座について、次のように語られて
いました「採用段階ではまだ戦力にならないことは百も承知で新卒社員や未経験社員を雇
用し、時間をかけて育成し、戦力にしていくことは様々な会社で行われている」

●「障がい者雇用における努力はそれと何も変わらないことであり、その努力は更に健常
者と言われる人たちの生産性をも押し上げることになる」

●「結果として、障がい者の方が共に働くからこそ実現できる(=健常者だけの集まりで
は決して実現できなかった)、会社全体の大きな生産性向上につながる」「要はマネジメ
ントメンバーがそこに“本気”で取り組めるかどうかではないだろうか」・・・・

●以上、4日間に分けてご報告させていただいた、“第3回オムロン太陽視察ツアー”。第
4回も更にコンテンツのアップデートを図りながら、企画させていただきたいと考えてい
ます(時期は未定)。今回のメルマガを読み、少しでも関心をお持ちいただけた方は是非、
次回の視察ツアーへの参加をご検討くださいませ^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、札幌から名古屋へ入り、名古屋市内で打合せ・会食。

終了後に明日の業務場所である大阪へ入ります。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。