[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2693]

町づくりの未来に必要な視点・視座をいただきました^^

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

22日(月)に開催された、介護給付費分科会。

各サービスの報酬改定内容が明らかになったようですね。

とても重要な内容、関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37407.html

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■町づくりの未来に必要な視点・視座をいただきました^^
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●山下達夫理事長(社会福祉法人太陽の家理事長)のセミナーに続き、先週末の視察ツア
ー「オムロン太陽(株)視察ツアー」にて行った企画の2つ目は、「別府市内のインクル
ーシブな町巡り」。

●太陽の家を始めとする大規模な障がい者支援施設が3つほど存在することを含め、人口
の約10分の1が障がい者、と言われている別府市。他の地域では中々見ることが出来ない
風景に出会います。

●例えば、道路の標識。「歩行者・車いすの支障になりますから駐車ご遠慮ください」と、
自然な形で“車椅子”という言葉が含まれています。

https://carebp.com/file/hyoushiki.pdf

●また、これは町のエンターテイメント施設、パチンコ屋の風景。通路幅は車椅子が往来
するにあたっても十分な広さが確保されており、パチンコ台に向き合う椅子も、車椅子の
顧客が来られた場合には取り外しが出来るようになっていたりします。

https://carebp.com/file/pachinko-1.pdf

●他にもコンビニエンスストアやスーパーマーケットでは車椅子の方々が商品を選びやす
く、また、取りやすいように商品陳列や商品棚そのものに工夫が施されていたり、車椅子
の方がレジ係を行いやすくするためにレジカウンターがボタン一つで上下したり、

●或いは飲食店やバーなどで広々とした多目的トイレがつくられていたり等、他の町では
なかなかお目にかかれないような光景が“ごく普通の風景”として日常に溶け込んでいまし
た。

●加えて更に“面白い”と思ったのは、これらは全て行政による“福祉政策”により形成され
た訳ではなく、「10分の1の顧客(=障がい者)の利便性を損なわないため」、換言すれ
ば、

●「障がい者が使いやすい店づくりをしなければ、10分の1の顧客をみすみす逃してしま
うことになる」という視点に立脚した、いわゆる“経済合理性”観点からの企業側の自発的
な取り組みにより形成された、という点です。

●“福祉”と“経済”の両方の接点を備えた町づくり。その視点があるからこそ、、“ハード
(建物・設備etc)”のみならず“ソフト(接客・サービスetc)”までもが大きく変わって
くるのかもしれません。

●“超高齢社会”“地域共生社会”のど真ん中にいる我々にとって、とても示唆深く、心に留
めておかなければならない視座だな、とあらためて強く“気付き”“学び”を覚えた、非常に
有意義な一時でした^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は札幌市近郊の町でクライアントと打合せ。

午後は札幌市内に移動し、

“北海道ケアビジネス研究会”

を開催。

終了後はご参加の皆様との恒例の懇親会です。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。