おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
5日に開催された、経済財政諮問会議。
全世代型の社会保障制度の構築に向けた改革の工程案を提示される中、
高齢者福祉、障がい者福祉に関連した情報も出ています。
関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。
↓
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/1205/agenda.html
・・・・
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
────────────────────────────────────────
■■
■■本事例を自社に投影し、未来への一助としてご活用いただければ嬉しいです(4)
■■
────────────────────────────────────────
●先日、関西地区の福祉経営者(A理事長)と意見交換させていただいた時にお伝えさせ
ていただいた、恐縮ながら私個人のエピソード。顧客視点からの、自社のサービスの“見
え方”を理解した私はその後、どのようなアクションを起こしたか。今日はその部分から
始めさせていただきます。以下、ご確認下さいませ(少々長くなるかもです^^)。
●顧客視点での自社サービスの立ち位置を理解した私は、横の横でカーテンを売っている
担当者の顔をぼんやり見つめながらふと、ひらめきました。「ならば、うちは、荷物を運
ぶだけではなく、引越を分岐点とした、“過去の整理のお手伝い”を起点に、“未来の夢づ
くりのお手伝い”の領域までサービスメニューを増やしてみてはどうだろう?
●それが出来れば、これはすごく面白いことになるかもしれない。もし、引越の前後のサ
ービスを充実させることができれば、逆にそこで利益が生まれ、引越代金を安くするどこ
ろか、“付帯サービスで十分代金をいただいていますので、引越代金は結構です”と言え
るかもしれないぞ。これはすごい差別化につながるんじゃないか。
●そう思った私は翌日、横の横にいたカーテン屋さんや家電店さんに業務提携の話を持ち
かけ、「今後、うちが指定引越センターをやっていない引越の仕事の中で、カーテンや家
電の買い替えニーズが生まれたら紹介するので、成約したら紹介料をくれないか」と交渉し、様々な会社と提携を結びました。
●そこで、それ以降、主に、新築の家に引越をするお客様等に、「正直なところ、未来の
夢が買えない引越代金にお金を使うなら、家電や家の装飾品等にお金をかけたいですよね。
私ならそう思います」「でも、うちとしては引越のプロの作業員を配置しますので、安易
に値引きは出来ないんです。でないと、うちの作業員にも申し訳が立たない」
●「そこで、一つ、提案があります。実はうち、大手家電店の○○や大手カーテン屋さん
の○○と業務提携しておりまして、もしここで気に入った物品を購入いただければ、ぶっ
ちゃけ、ここからうちに紹介料が入ります(ここは、正直に話すことがポイントだと考え、
営業メンバーにも指導していました)」
●「その紹介料の分だけ、うちはお客様の引越代金を合理的に値引くことが出来るんです。
もしどこかでカーテンや家電を買おうとお考えだった場合には、当社で購入いただいた方
がお客様にとってもメリットがありますよね」
●「また通常なら引越は引越屋、家電は家電屋、カーテンはカーテン屋、というように、
個々にお客様が手配しなければならないと思いますが、うちで購入いただければ配送日や
配送時間等、全部うちが調整して引越当日、一緒のタイミングでお持ち出来ます。お客様
にとっても楽だと思います(これは新築マンション一斉入居の入居管理ノウハウが活きま
した^^)」
●「私たちは引越屋ですが、引越作業の質を低めることなく、お客様の引越代金を合理的
に下げるお手伝いをしたいのです」・・・・
●「それはありがたい!」そんな風に喜んでいただける方が沢山出てきて、沢山の物品を
購入いただき、結果、引越代金以上に大きな金額が、1件の引越から入ってくるようにな
りました。例えば当時、4tトラックで作業員4名の引越は定価10.5万円だったのですが、
●カーテンや家電などの大型物品を購入いただくことにより、引越代金+紹介料の合計で、
20万~30万、多い時には50万ぐらいの売上が立つようになっていったのです。そして、
お客様は、引越代金は“差引0円”で済む、という、いわゆる“0円引越”現象が続出し、
お客様にもとても喜ばれるサービスモデルを確立することに成功したのです・・・・
●・・・・さて、4日間、お付き合いいただきありがとうございました。「顧客の側に立って、
Win-Winになる組み立てを考え直す」少しでも興味・関心を覚えていただいた皆様は一度、
時間を取り、是非、自社への応用を考えてみて下さいませ^^
────────────────────────────────────────
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、午前中は大阪市内のホテルにてデスクワーク。
午後は、大阪市内にて
“関西ケアビジネス研究会”
を開催した後、参加者の皆様との懇親会を行います。
皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?
では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。