おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
「介護職員の離職率が14.9%で、過去最低を記録」
・・・・
23日に公表された、
“令和2年度 介護労働実態調査結果”
からの抜粋です。
関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。
↓
http://www.kaigo-center.or.jp/report/2021r01_chousa_01.html
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
────────────────────────────────────────
■■
■■久しぶりにこの言葉を思い出しました^^
■■
────────────────────────────────────────
●先日、北関東地区の介護経営者(A社長)と意見交換させていただいた時の事。新たなビ
ジネスモデルや切り口に話題が移る中、ふと思い出した言葉・コンセプトがあり、「ど真ん
中のお話ではないのですが・・・・」と枕詞をつけつつお伝えさせていただいたところ、
●「諸々応用出来そうなコンセプトですね。この視点、心に置いておきます、ありがとうご
ざいます」と、とても嬉しいコメントをいただく機会がありました。その言葉・コンセプト
とは“MAYA”というもの。
●たばこの“ラッキーストライク”や“ピース”等々、世界的に有名な商品のデザインを
手がけたフランスの高名なデザイナー、“レイモンド・ローウィ”氏の言葉らしいのですが、
MAYAは4つの英語の頭文字を取った訳語で、正式には、“Most Advanced Yet Acceptable”
(先進的ではあるが、ぎりぎり受け入れられる)という意味だそうです。
●彼は自らがデザインを設計する際、この“MAYA”というコンセプトを徹底して意識して
いた、と言います。どんなに素晴らしいデザインだとしても、消費者(=顧客)に受け入れ
てもらえなければ、自分自身の満足は達成できるかもしれないけれど、事業としては残念な
がら“失敗”と言わざるを得ない。
●日本語で平たく言えば、“半歩先”とほぼ同義だと考えても差し支えないのではないかと
思います。翻って考えた場合、特に、介護に携わっている皆様は日々、自らの仕事に真剣に
取り組む中、いつの間にか相応の“プロフェッショナル”“玄人”の域に達していることも
少なくないでしょう(少なくとも、素人の域からは大きく欠け離れているでしょう)。
●でも、そうなると、自分の今いるレベルが“当たり前”になってしまい、顧客の視点から
どんどん離れ、いつの間にか顧客の心が、分かった“つもり”、理解している“つもり”に
なってしまいます。
●その結果、自らの感性を信じ、顧客に新たなサービスを提供したとしても、残念ながら、
こちらが期待したレベルでは喜んでいただけず、期待を胸に始めた事業を途中で中止せざ
るを得なくなる、という悲劇は、本当によく起こる話です。
●今、保険外サービス等の新たな戦略を検討されている方は多いと思いますが、そんなとき
には是非、先ほどの言葉、“MAYA”を頭の中に置いておいていただきたいと思います。また、
同時にこれは、部下を教育する人財育成にも通じるお話かもしれません。
●数々の経験を積み重ね、成長してきた経営者・リーダーは、いつの間にか、自分のレベル
が“当たり前”になってしまっており、部下の状態やレベル、気持ちが全く見えなくなって
しまっている、という状態に陥りがちです・・・・
●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?少しでも心に
引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、この“MAYA”という視点で我が身
を振り返ってみてもいいかもしれません。ひょっとすると、今まで見えていなかった、新た
な視点がふと湧いてくるかもしれませんね^^
────────────────────────────────────────
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、午前中は大阪市内で打合せ。
午後は一路、特急サンダーバードで金沢・富山へ向かいます。
皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?
では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。