[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2051]

“経営あるある”の話から某社の事例を思い出しました。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

介護保険法改正の

“Q&A”

第二弾が発出されたようですね。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00034.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■“経営あるある”の話から某社の事例を思い出しました。
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●昨日のメルマガの結びで使わせていただいた、「過去の成功体験が逆に“足かせ”になっ
ていないだろうか?」というフレーズ。この事象、大なり小なり、様々な会社に巻き起こっ
ている(&巻き起こる可能性が高い)、いわゆる“経営あるある”の一つなんじゃないか、
と感じているのですが、

●この類の話を想起するたびに思い出すのが、「世界の巨人」とリスペクトされていた20世
紀時代の世界ナンバー1カラーフィルムメーカー“コダック社”の事例です。2012年に米
国破産法(≒ニュアンスとしては日本の“民事再生”に近いでしょうか)を申請した同社で
すが、

●彼らが倒産に追いやられた要因の一つとして、“デジタル化の波に乗り遅れた(=カラー
フィルムのマーケットがデジタル技術に駆逐されていく時代に環境適応できなかった)”と
いうポイントがよく指摘されています。

●一方、意外に知られていない話なのかもしれませんが、実はコダック社、デジタル技術が
世の中に拡がり始めるはるか前の1975年に、既にデジタル技術を開発していたそうです
(=恐らく世界で最も早い時期にデジタル技術を開発していた、ということ)。

●では、世界でどこよりも早くデジタル技術を開発し、その未来の可能性を予測していた同
社は何故、デジタル化の波に乗り遅れてしまったのか?その単的な理由としては、「カラー
フィルムの方がデジタル技術より圧倒的に儲かる商品だったから」だ、と言われています。

●この件について、コダック社の元幹部であり、1979年に市場の様々な部分がどのように
フィルムからデジタルに切り替わるかについて詳細の報告書を起こしたラリー・マットソ
ン氏は、当時を振り返って次のように話されたそうです。

●「賢明なビジネスマンは、1ドルの売り上げで70セントの利益を稼ぐフィルム事業から、
せいぜい5セントしか稼げないデジタル事業に急いで転換しないことがベストだと結論づ
けていた」・・・・

●・・・・さて、上記ラリー氏の言葉、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?
「過去の成功体験に縛られ、それらの“足かせ”のもとで未来の可能性を失っていないだろ
うか?」・・・・

●少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、一度、クールな目線
で自分自身を点検されてみても有意義かもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、早朝8時には愛知・豊田市内にて、

クライアントが起ちあげた新規事業を視察。

その後、大阪へ移動し、介護業界の

“業務効率化”

に大きな影響を及ぼしている某社の副社長にインタビューを
させていただき、

その後、1件の打合せを経て、夜の会食へと臨みます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。