[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1204]

“生産性向上”には3種類の選択肢がある。~九州某地区介護経営者との議論から~

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

「会話促進により生活改善の効果が確認された」

積水化学工業の調査研究機関である住環境研究所は
3月20日、

高齢者個人宅にて実施したコミュニケーションロボットの
実証実験結果の発表を行ったようですね。

とても興味深い結果だな、

と個人的には感じた次第です。

関心をお持ちの方は下記をご確認下さいませ。

http://www.caretomo.com/carenews/86500

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■“生産性向上”には3種類の選択肢がある。~九州某地区介護経営者との議論から~
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●「人件費率を(他社と比べても)少々高めの比率に戦略的に設定する事で、“質が高い事
業所づくり”“入居率の向上”そして“離職コストの低減”を実現しようと考えた東海地区・
A社長の話(“離職コスト低減”は結果論だったそうですが^^)。この事例、何か皆様の中で
“気付き”につながる要素はございましたでしょうか?

●ちなみにこの事例を以前、個別面談の場でご紹介させていただいた際、九州某地区のB社
長は次のような感想をお持ちになられた次第です「この話を聞いて、昨今、我々介護業界で
もよく使われる“生産性向上”という言葉を思い出していました。この言葉に対しても幾つ
かの解釈・考え方があるんだな、ということをあらためて認識出来たように思います。勉強
になりました」・・・B社長に代わり、この言葉の意味をもう少し具体的に解説させていただ
くと概ね、次のようになるでしょうか。

●「“生産性向上(=アウトプット/インプット)”を実現する為には、(1)アウトプットは現
状のままでインプットを最小化させる、(2)インプットは現状のままでアウトプットを最大
化させる(3)インプットとアウトプットの関係性に着目し、両変数の最適化を図る、の3つ
の方法があり、置かれている状況・実情に応じてどの方法が最適なのかを考え、選択しなけ
ればならない(前述のA社長の場合は(3)の方法論を採った、ということですね)」・・・・

●さて、上記B社長がお感じになられた気付き、皆様はどのように感じられましたでしょう
か?少しでも関心をお持ちいただけた方は一度、“生産性向上”を実現したい内容を特定し、
「例えば(1)(2)(3)の中のどの方法を選択するのが最適なのだろうか?」と 考えてみてもい
いかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

“自立支援型特養”

を運営されている社会福祉法人の施設長に
お話をうかがうため、

北関東某地区へお邪魔させていただきます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。