[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1184]

シンプルな言葉だからこそ、注意が必要かもしれません。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

訪問介護の生活援助を担当する人財を育成する

“ 生活援助従事者研修”。

カリキュラムの概要が固まったようですね。

研修時間は全部で59時間。

関心をお持ちの方は下記パブリックコメントの「別紙」
をご参照下さいませ。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495170386&Mode=0

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■シンプルな言葉だからこそ、注意が必要かもしれません。
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●先日、首都圏地区の介護経営者(A理事長)と意見交換させていただいた時の事。議論の
中で連発する言葉にふと引っ掛かりを感じ、その旨をお伝えさせていただいたところ、しば
らく思考のための沈黙が流れ、その後、「今の話、あらためて考え直してみる必要があるか
もしれません」という、とても謙虚な反応をいただくことが出来ました。

●字面だけ追えば“至極当然”のこととして受け流してしまいかねないものの、少し思考を
深めれば様々な解釈・定義が存在するかもしれず、かえって社内の混乱を増幅させかねな
い。。。。今日は是非、A理事長との議論で挙がった、そんな言葉を皆様にも共有させていただ
きたいと思います。“いいサービスとは何か”についてです。

●「混沌とした時代だからこそ、いいサービスを続けていく事が何より重要」「いいサービ
スさえ提供出来ていれば、会社は存続できる」・・・・A理事長が発言された代表的な言葉です。
とても重要なことだなぁ、と感じる一方、前述のような感覚(違和感)を覚え、失礼を承知
で私はA理事長に次のような質問をさせていただいた次第です「理事長、愚門かもしれません
が、差し支えなければ教えて下さい。理事長にとって“いいサービス”とはどのような定義なの
でしょうか?」・・・・

●私が何を感じたのか?それは、A理事長が使われる“いいサービス”という言葉が、ある時
には“全ての顧客にとっていいサービス”、またある時には“一部の顧客にとっていいサー
ビス”そして、またある時には“自社(職員)にとっていいサービス”というように、活用
シーン、もしくは会話の流れの中で様々な定義・意味合いに変化しているように感じられた
からです。この定義が統一されていないと、“いいサービスを提供していこう!”と幾ら声
を掛けあったとしても社内が一つになる事は無く、かえって混乱を増長させてしまうこと
になりかねない。。。。質問と共にそんな意見を添えさせていただいたところ、前述のような
反応をいただいた次第です。

●「当たり前に活用される“シンプルな言葉”だからこそ、その定義を明確にする(或いは
定義に自社としての魂を込める)」・・・・その言葉の持つ影響力から考えても、特に経営者・
経営幹部の方々は強く意識すべきことなのかもしれません。さて、皆様は如何でしょうか?
少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は「自らが使っている言葉の定義は明確に
なっているか?」一度、点検してみても悪くないかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、札幌近郊の町で、

クライアント法人様と定例ミーティング。

終了後、一旦、東京へ戻ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。