[ケアビジネスSHINKA論 Vol.860]

「当たり前」のものに、自分なりの魂を込める。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

なんだか、グッと冷え込んできましたね(寒)。

急激な気温の変化に、体調を崩された方も
いらっしゃるのではないかと思います。
(かくなる私も、週末に発熱してしまいました)

我々経営者・経営幹部は、特に

“身体(健康)”

が第一資本です。

季節の変わり目、くれぐれも体調には気を付け
つつ、

先ずの締めである

“年末”

に向かって、互いに突っ走って参りましょう^^

では、本日のメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■「当たり前」のものに、自分なりの魂を込める。
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●先日、とあるご縁で関東地区の介護経営者3名と意見交換する機会があったのですが、その際、会話の中でふと思うところがあり、その点についてご質問させていただいたところ、「あらためて聞かれると、ちょっと即答出来ないですね、、、、」と、3人とも思わず言葉に詰まってしまう、という出来事がありました。ひょっとすると皆様の中にも同様にお感じになる方もいらっしゃるのでは?という想いつつ、今日は、その時のお話を皆様にも共有させていただきます。「経営って、一体何?」という話です。

●規模の大小はあれど、集った3名(私を含めて4名)は皆、社員を抱えた“経営者”。会話の中でも「経営的には、、」「経営者としては、、、」という言葉が様々飛び交っていましたが、話をうかがう限り、“経営”という言葉に込めている意味やニュアンスに相違がみられたため、上記のような質問をさせていただいたところ、上記のような回答で共通してしまった、という次第です。

●ちなみにデジタル大辞泉には、経営の定義について、次のように記載されています。「事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理・遂行すること。また、そのための組織体を指す。」“経営の神様”松下幸之助氏(故)は、経営について、次の3要素に分けて定義されていたそうです。

  • 社員が奮い立つような、将来のあるべき姿を指し示すこと。
  • 実現までの段取りを明確に示すこと。
  • 具体的に行動すること(=生き様)。

・・・経営者・幹部の皆様は、この定義をご覧になられて、どのようにお感じになりますでしょうか?

●勘違いされた方もいらっしゃるかもしれませんが、私は“経営とはかくあるべき”ということを、大上段に構えて皆様にお伝えしたい訳では決してありません。ただ、私たちが普段、何気なく、当たり前のように使っている言葉(今回で言うと“経営”という言葉)には、特に従業員の方々にとっては、我々が思う以上に“重み”“メッセージ”が被せられる可能性が高い、ということです。しかも、抽象度が高い言葉であればあるだけ、理解度は大きくばらついてくる訳で、その意味でも我々は、自身が使う言葉に対し、通常以上に繊細になる必要があるのではないでしょうか。また、逆の視点から言えば、そうだからこそ、基本をおさえつつ、自分なりの想い・メッセージをのせて、抽象的な言語に対して自社(自分)としての定義を明確にしてみる、というアイデアも、経営施策としては有効なのかも知れません(上記の松下幸之助氏のように)。

●言葉であれ、行動であれ、態度であれ、我々経営者から発せられる一挙手一投足は、従業員から見れば全て“会社そのもの”を表すもの、と捉えられる可能性があります。「しんどいなぁ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、逆に言えば自己成長含め、「楽しい」と捉える事が出来ることなのかもしれません。これを契機に、自身が当たり前に、何気なく使っている言葉、或いは当たり前に行っている行動・態度を再度見つめ直し、自分なりの“魂”を込めてみてもいいかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中~午後にかけて、東京都心で
デスクワーク&打合せ。

夕方から、毎月の

“介護行政・市場ニュース”

“科学的介護経営実践講座”

録音の為、上野のスタジオにこもります。
(終了は恐らく深夜、、、、)

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。