[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1405]

自社(or今)を見るか、マーケット(or未来)を見るか。。。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

厚生労働省は11日、

“介護現場革新会議”

を立ち上げ、初会合を開いたそうですね。

今後の更なる高齢化に耐えられる体制の整備に向けて
議論を行い、

年度内(=2019年3月)までに

“現場革新プラン”

をまとめ、推進していくとの事。

これからの未来に必須のテーマ、

レポートを楽しみに待ちたいと思います^^

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■自社(or今)を見るか、マーケット(or未来)を見るか。。。
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●先日、東海地区のデイサービス経営者(A社長)と今後の経営について意見交換させてい
ただいた時の事。議論の中である難問にぶつかり、それらに対する考え方について意見交換
を行ったのですが、

●その後、事象こそ違えど、或る意味、類似する部分も大きいかも知れないな、と感じる記
事に出会う機会がありました。私が出会ったこの内容、読者の皆様の中にも一定の“気付き”
を感じていただける方が中にはいらっしゃるかもしれない?という想いのもと、今日は是
非、そちらの記事を皆様にも共有させていただきたく思います。「ティップネス、あえて24
時間ジム出す危機感」という記事についてです。

https://toyokeizai.net/articles/-/254652

●「無人の24時間フィットネスが一気に拡がる中、それらを展開する、という戦略の有効性
は理解出来る。ただ、その戦略をとると、ただでさえ厳しくなりつつある本体の事業にマイ
ナスの影響を与えかねない」・・・・“介護予防”“重度化防止”等のキーワードの重要性がますま
す高まる中、ひょっとすると同じような悩みをお抱えになられている事業者の皆様も中には
いらっしゃるかもしれません(詳細は控えますが、事実、A社長はそうでした)。

●とはいえ、マーケットの動きがどんどん加速する事は自明であり、自社内でのカニバリゼ
ーション(ここでは“自社内競合”と理解していただければと思います)にばかり気を囚われ
ていると、同業他社の一気呵成の攻勢の煽りを受け、徐々に経営体力が奪われ、本体すらも
ままならなくなってしまう。。。。そんな事例は業界を問わず、枚挙に暇がありません。

●「“世界の巨匠”だったコダックが2012年に破産法を適用した」経営戦略系のセミナー
や勉強会で私が良く採り上げさせていただく事例です。「フィルムメーカーとして世界一だ
ったイーストマン・コダックは、デジタル技術発展の波に乗れなかった」そのように理解さ
れている方は恐らく、世界初のデジタルカメラの試作機を開発したのは他ならぬ、コダック
だった(しかもその時期は何と1975年!)、という事実を知れば、きっと驚かれるのでは
ないでしょうか。

●「賢明な実業家は、1ドル当たり70セントの利益をもたらすフィルムから、せいぜい5
セントにしかならないデジタル写真への切り替えを急ぐべきではないと判断した」過去、イ
ーストマン・コダックの主任エンジニアとして活躍されたラリー・マットソン氏は過去を振
り返り、そのように話されたそうです。。。。。

●さて、翻って、皆様に質問です。上記記事及び内容、自社にあてはめてみた場合、皆様は
どのようにお感じになりますでしょうか?少しでも心に引っ掛かりを感じられた方は、一
度、時間を取り、「自社(or今)を見るか、マーケット(or未来)を見るか」環境が大きく
変わるこの時期だからこそ、じっくり自問自答してみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、関西地区での打合せを済ませ、

東京へ戻ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。