[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1261]

部下に、仕事に対する“主体性”を身につけてもらうには?~一つの示唆として~

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

特養を経営する社会福祉法人などでつくる全国老人福祉施設
協議会(老施協)が、

今月15日にも閣議決定される

“骨太の方針2018”

に向けた提言の公表を行ったようですね。

興味深い内容が幾つも記述されています。

関心をお持ちの皆様は是非、下記をご確認下さいませ。

http://www.roushikyo.or.jp/contents/pr/proposal/detail/106

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■部下に、仕事に対する“主体性”を身につけてもらうには?~一つの示唆として~
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●先日、近畿地区の介護経営幹部(A施設長)と人財育成について意見交換させていただい
た時の事。「今から3年ぐらい前の原田さんのセミナーで聞いた言葉に衝撃・刺激を受け、
以降、自ら意識して実践を行った結果、随分組織内に変化が生まれてきたように思います」
という、とても嬉しいフィードバックをいただく機会がありました。

●A施設長が実践を継続されているというこの言葉、非常にシンプル乍らなかなかパワフル
な効果を発揮する可能性も高いと思われ、是非、同様の課題をお持ちの皆様にもご紹介した
く、本日のメルマガで共有させていただきます。タイトルの通り、「部下に、仕事に対する
“主体性”を身につけてもらうには?」というテーマについてです。

●「自ら考え、実践出来る職員に育ってほしい」部下をお持ちの立場の方なら、誰もがその
ように願われるのではないでしょうか?では、そのような部下に育っていってもらうために、
上司としてはどのように振る舞う必要があるのか?

●様々な視点・方法論があろうかと思いますが、私がセミナーでお伝えさせていただいた幾
つかの内容の中で、特にA施設長の心に刺さったのが「部下に対する質問を変えましょう」と
いう、下記のような内容の話だったそうです。

●「“自ら考え、実践する職員になって欲しい”そんな想いから“先ずは自分なりの考え、意見を
持てるようになってほしい”と考え、相談を受けた時につい、“君はどうすればいいと思うの?”
と聞いてしまうことってありませんか?勿論、これはこれで決して悪い訳でも何でもありませ
んが、」

●「この質問、人によっては“試されてる(テストされてる)”と直感的に感じてしまい、模範解
答を探そうとするあまり、言葉に詰まってしまったり、或いは“それが分からないから相談しに
来ているのに、、、教えてくれてもいいじゃないか”と心を閉ざしてしまったり等、或る意味、
期待・思惑とは裏腹な事態を巻き起こしてしまうリスクもあるかもしれません」

●「それよりも、もっといいかもしれないな、と私が思うのは、次のような趣旨の質問、とい
うより問いかけです“君が今、抱えている問題を解決するために(or今以上にいい状態を実現す
るために)、私(=上司)は君に対し、どんな支援が行えばいいのかな?”、、、、」

●「この質問の仕方の方が“(1人でなく)2人で話し合って解決する”という関係性になりやすく、
かつ、“上司が私を支援しようとしてくれている”というスタンスが伝わるので、前述の質問より
意見が出やすくなるように思います」

●「部下も始めは皆さんの突然の変化にビックリするかもしれませんが(笑)、続けていくこと
で次第に自らの意見を表明出来るようになり、主体性が醸成されてくるのでは?と思いますが、
如何でしょうか?」・・・

●さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?少しでも関心をお持ちい
ただけた方は是非、A施設長同様、実行を検討されてみてもいいかもしれませんね(但し、実行
されるならA施設長同様、是非、“継続”を前提に進められることをおススメします^^)。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京都心で打合せ&デスクワークが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。