[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1208]

複眼思考の重要性(3)

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

「エクサウィザーズが約9億の資金調達、介護×AIを加速」

・・・・

興味深い記事が出ていましたね。

特に私の印象に残ったのが、

“コーチングAI”

という言葉。

これが確立されれば、介護職の教育プログラムは
相当塗り替えられるかもしれません。

是非、今後の推移に期待したいものです。

http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/327441/033000359/?ST=health

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■複眼思考の重要性(3)。
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●一昨日のメルマガでご紹介させていただいた、“複眼思考”とも呼べる考え方(≒単純に
かかる費用を“一対一対応”“絶対価値”として見るだけではなく、その費用投下に幾つかの
期待効果を織り込ませる、という考え方)。

●昨日のメルマガでは、本内容をお読みいただいた九州地区・A社長の「(もっとその意味
を)自分自身に落とし込むために、その他にも事例ってありますでしょうか?」というご質
問に対する回答例として一つ、事例をご紹介させていただきましたが、

●本日はもう一つ、私が実際に介護経営者からうかがった、正に“複眼思考”と呼ぶに値す
るような事例を皆様にご紹介させていただきたく思います。「何で皆さん、立地にこだわら
ないんでしょうねぇ。顧客視点に立てば大切なことなのに、、、」とおっしゃる、近畿地区の
介護経営者・C社長の事例についてです。

●「今まで沢山の介護事業所を訪問させていただいてきたけれど、こんな光景、見た記憶は
殆どないなぁ」初めてC社長が経営されている福祉用具レンタル&販売・住宅改修の事業
所にお邪魔させていただいた時に真っ先に感じた、第一印象です。C社長が経営されている
事業所は主要幹線に向かう導線となっている、交通量のとても多い、いわゆる“生活幹線”
沿いに立地されていました。

●最寄りの駅までC社長に迎えに来ていただき、車で事業所まで向かわせていただいたの
ですが、到着前から「あそこに福祉用具のお店があるな」というのが直ぐに分かるような看
板と共に、幹線に隣接した歩道沿いには車いすがズラリと並べられています。文字通り、“一
目見ただけでそれと分かる”事業所づくりがとても印象的でした。

●店舗ビジネス流の表現で申し上げれば、「介護施設は一般的には“流動来店(≒通りがか
りにたまたまお店を見つけ、興味を持ったので入ってみる、という来店動機)”ではなく“目
的来店(≒そのお店に向かう、という意思を持った方が来店される、という来店動機)”の
顧客がほぼ100%であり、」、

●「それ故、立地や看板にこだわる必要性は一般の店舗ビジネスに比べると薄く、且つ、そ
の方が固定費も下がるので合理的」という考え方が通説ではないかと思います。しかし、そ
の通説とC社長の考え方は明らかに異なるようです「本当ですかねぇ。。。。それって、介護施
設側の理屈・思い込みかもしれませんよね?」C社長の言葉を続けます。

●「ケアマネージャーからのご紹介が中心、という点では“目的来店”がメインになる、と
いう考え方は確かにその通りだと思います。でも、だからと言って、地域の方々に自事業所
を知っていただく必要はないかと言えば、決してそんなことはないのではないでしょう
か?」

●「だって、要介護や要支援の方は勿論、その手前の方も含めて心身に不安を感じられてい
る方々は地域には数多くいらっしゃる訳ですよね。そういった方々に自社を知っていただ
く、ということは、例え短期間で直ぐの売上につながらなくても、大きな意味があると思う
んです。その意味で、私は、住民が往来に活用する生活幹線沿いの立地を“敢えて”選択し
ました」

●「正直、家賃が安いか?と言われれば、決してそんなことはありません(苦笑)。でも、
それ以上に“認知効果”という点で大きな意味がある、と思っています。実際、「看板を見
て、、、」という問い合わせもありますし、単なる“家賃”として見ずに“家賃+広告宣伝”
と考えれば、私は十分見合う投資だと思っていますし、事実、今のところは十分見合って
います」

●「こんな話をすると、“それって福祉用具だからじゃないの?”などと言われることもある
のですが、それこそが業界の固定概念なんじゃないかな、と僕は思うんですよね。勿論、固
定費をおさえて紙媒体やネット媒体を活用して地域向けに広告宣伝していく、という考え方
自体は十分理解出来ますし、一定の合理性もあるとは思いますが、地域に与える認知効果や
インパクト、という点では、僕はこの方法を選択して間違っていなかったな、と思っていま
す。やっぱり大事ですよ、立地って」。。。。

●さて、上記C社長の事例、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?昨日のB社長
や本日のC社長のお話をうかがって私自身が感じた事、それは“複眼思考”、換言すれば“多面
的な視点で物事を見つめる”柔軟な思考と応用力が経営には不可欠、という気付きです。「自
社にはどのように応用出来そうか?」少しでも興味をお持ちいただけた方は是非、時間を取っ
て思考を深めていただいてみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、札幌市内でデスクワーク&打合せ、

及びユニークな経営をされている介護経営者の
インタビューを行います。

夜は3人のパートナー士業の先生、そして有志の皆さん
(介護経営者の方も幾人もいらっしゃいます)と共に、

なんと、札幌ドームで野球大会です。
(ひょんなことから参加する事に、、、野球なんて思い出す
限り15年以上ぶり、ケガしないように気を付けます^^)

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。