おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。
現在、卒業式シーズン真っ只中かと思いますが、
数日前にこんな記事を目にしました。
素晴らしい校長先生だったのでしょうね。
何だか心が温かくなった次第です^^
退職校長に“卒業証書” 東海中
生徒がサプライズ(茨城新聞クロスアイ)
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180313-00000003-ibaraki-l08
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
今日の視点───────────────────────────────────
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■■第3の潮流?~頭の体操として~
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●様々な介護経営者と意見交換させていただく中、また、世の中の流れを見たり感じたりす
る中で、あくまで私個人の雑感レベルではありますが、最近、とある想い(整理、と言った
方が適切かもしれません)が頭の中で強まってきています。その想いとは、「介護”に“生活”
を取り入れる、という従来の発想に加え、“Life”に“介護”を取り入れる、という視点が今後、
より重要になってくる(&事業のチャンスがある)のではないか」というもの。ちなみに私
はこの流れを“第3の潮流”と勝手に呼んでいます^^(“生活”を“Life”と換言している理由は
後述しますね)。
●分かりやすくお伝えするために敢えて乱暴に申し上げれば、過去(ひょっとすると現在
も?)の介護サービスは一つの場所に高齢者に集まっていただき、“日々の生活を今以上に
円滑に進める”ために支援を提供する(but“生活”とは異なる場所・空間で)、という発想
が中心だったと思われます(訪問介護は別かもしれませんが)。これが“第1の潮流”です。
●そして、近年はこの発想から一歩、拡がりを見せ始め、「自宅を訪問し、日常生活環境を
把握した上で適切な支援をデザインする」という、より“実際の生活”に近づいた形のスタ
イルへと変わってきている、と見て取れるでしょう(少なくとも世の中ではそのような事が
提唱されてきていますよね)。これが第1に続く“第2の潮流”で、これはこれでとても素
晴らしいことではないか、と感じる次第です。
●では、その次の“第3の潮流”として、どのような流れが予測されるのか?もう既にそのよう
な萌芽があちこちで生まれ始めていますが、それは、車いす常用になっても要介護になっても
そんなことは関係なく、「より充実した“Life” を実現するために、様々な資源に“Care”のエッ
センスが取り込まれていく」という変化が出てくるのでは?と私は思うのですが、如何でしょ
うか(ちなみにこの場合の“Life”は“生活”という意味ならず、“人生”“命”とも訳すことが出来る、
幅広い意味です。故に、冒頭で“生活”という言葉を“Life”に変えた次第です^^)
●例えば最近よく聞く話として、「お孫さんの結婚式に出たい」「でも、車いす・要介護状態
の私が参加すれば、せっかくの結婚式で親族や孫に迷惑をかけてしまうかもしれない」とい
う悩みを解消する方策として、結婚式当日に介護スタッフを配置する結婚式場等も出てきてい
ますが、これは正に“Life”に“Care”を取り込んだ好例だと思います。
●或いは最近、既に世の中にずいぶんと浸透してきた感覚を覚えますが、“介護旅行”と呼ばれる
分野等も正にその“先駆け”と呼ぶに相応しい形態ではないでしょうか。車いすになっても要介護
になっても関係ない、人生(Life)のいろどりとして“旅行に行きたい”というニーズを叶えてく
れる、正に“第3の潮流”に見合った素晴らしいサービスだと言えるでしょう。
●この他にも“飲食店”“スーパー”“美容室”等々、特にエンドユーザーに向けて直接的にサービス提
供を行う業態は今後、自社を存続させていく為にも「×シニア」「×要介護者」というエッセンス
を取り込んでいく必要があるものと思います。しかし、一般的に考えて、そのような事業者が
「×シニア」「×要介護者」の分野に対する知見や技術をお持ちであるとは考えにくく、その意味
において、介護事業者の存在意義はますます高まっていくのかもしれません。。。
●さて、上記視点、皆様は如何思われますでしょうか? これ以上の掘り下げは一旦、ここでは取り
止めさせていただきますので、ご関心をお持ちいただいた皆様は是非、個々にて更に掘り下げていた
だければと存じます。ひょっとするとそこには新たなサービス、新たな展開の可能性が眠っているか
もしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は東京の展示会
“Care Tex Tokyo”
にてセミナー講師を務めます。
皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。