[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1162]

「なるほど、面白くなってきたな」と感じている、幾つかの事業者様の動き。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

いよいよ本日、改定報酬単位が発表となるようですね。

皆様、シミュレーション等の準備は既に整っておられますで
しょうか?

実際の報酬変更までにはあと約2ヶ月あります。

先ずは現実をしっかりと把握・直視した上で、

中長期の視点を持ちながら、然るべき

“対応策”

を早期に検討されることをおススメする次第です。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■「なるほど、面白くなってきたな」と感じている、幾つかの事業者様の動き。
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●最近、幾つかの事業者様から偶然にも同様のご依頼をいただく中、「なるほど、面白くな
ってきたな」と感じる事があります。依頼内容そのものは「社内研修をお願いしたい」とい
うものなのですが、その中身というのが「職員に対し、“経営”についてのレクチャーをお
願いしたい」という、今までになかったもの。

●ちなみに、「それは勿論構いませんが、法人としての意図・期待はどこにあるのでしょう
か?」とうかがうと、ある西日本地区の介護経営者(A社長)からは、次のような説明をい
ただいた次第です。

●「一般的に福祉系で働く職員の多くは“経営”という言葉を毛嫌い、或いは“私たちは現
場だから関係ない”と関心すら持たない方も多く、大変お恥ずかしい話、当社もその例外で
はありません」

●「しかし、これからの時代を考えた場合、私は現場職員にももっと“経営”感覚を持って
もらいたい、と思っています。日々、顧客と接し、顧客の本音を誰よりも肌で感じているで
あろう現場の職員だからこそ、もっと、“自分たちも経営の重要な一角を担っているんだ”
という気持ちを持てるようになってほしい」

●「一方、これは私の不徳の致すところなのですが(とA社長はおっしゃっておられまし
たが、決してそんなことはないと思います^^)、“経営=金儲け”と誤った認識を持ってし
まっている職員も相当数おり、それが経営を“毛嫌い”させている大きな要因の一つになっ
ている、と私は思っています。勿論、経営にとってお金は結果、或いは手段としてとても大
切なものですが、でも、だからと言って“経営=お金儲け”では決してない」

●「経営とはそんな狭い、小さいものじゃないんだ、ということをあらためて皆に理解して
もらうことで、彼らに我が社の経営について前向きに関心を持ってもらえるような雰囲気
を創っていきたい。原田さんのセミナーやメルマガで“経営”に対する定義や考え方をお聞
きし、大いに賛同したと共に是非、この考え方を我が社に定着させていきたい、と考えた次
第です」。。。。

●本メルマガでも幾度かお伝えさせていただいた通り、今は「VUCA(Volatility(変動)、
Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)”)」と呼ばれる混迷の時代。
だからこそ、しっかりと時代の変化に対応・適応しながらも、一方では“最もCertainty(確実)
なもの”として“目の前の顧客が本音で何を望まれているのか”に着目し、そこから次なるサービス
モデルを積み上げていく。そして、そのためには、(繰り返しになりますが)現場の第一線で顧
客と接している介護職員の方々に“経営参画意識”を持ってもらいたい、と考えるのは自然、かつ、
合理的な流れであるようにも感じる次第です。

●・・・・さて、上記視点、皆様は如何思われますでしょうか?少しでも心に何らかの引っ掛か
りを感じていただけた方は、一度、自社の未来を見据えながら、あらためて思考を深める時
間を取られてみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、札幌で業務を行った後、東京へ戻ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。