おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
昨日にご案内させていただいた、
“第149回介護給付費分科会”
の資料。
訪問介護における集合住宅減算の要件変更
(→減算幅引き上げ)は、
先の改正議論の論点にもあがっていた
“(訪問介護における)区分限度支給額と集合住宅
減算適用の場合の関連性の見直し”
と掛け算すると、
大幅な収益ダウンとなる会社も出てくるかと思います。
昨日の繰り返しになりますが、
関連のある方は早急に目を通し、仮説を立て、
早め早めの準備・対策を進めていかれることを強く
おススメする次第です。
ちなみに明日、8日(水)の分科会では、
“通所介護”
“療養通所介護”
“通所リハビリテーション”
“訪問リハビリテーション”
“訪問看護”
“看護小規模多機能型居宅介護”
“居宅療養管理指導”
が議論の俎上にのるとのこと。
こちらも、関係者の方は要注目ですね。
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
今日の視点───────────────────────────────────
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■■松下電器出身の介護経営者の話から思い出したエピソード。
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●昨日のメルマガでご紹介させていただいた、松下電器出身のA社長の話。「不況の時こそ
本気で“反省”出来るチャンス」という、とても奥深い話をお聞かせいただきましたが、そ
の話の流れの中でふと、切り口や話の質は異なるものの、とあるエピソードを思い出し、そ
の内容についてお聞きしたところ、「それはちょっと記憶にないですが、、、でも、当時のあ
の会社なら十分あり得る話かもしれませんね」という言葉をいただきました。
●と、いうことで、本日は、私が本で読んだ「不況期における松下電器のエピソード」を皆
様にも是非、ご紹介させていただきたく思います。幾度か皆様にもご紹介させていただいた
おススメの本、「松下幸之助の求めたるところを求める(上甲晃著)」からの抜粋についてで
す(ちなみに下記の抜粋に合わせてあらためて数ページを読み返してみたところ、この本に
もA社長から教えていただいた、不況期の“反省”に関するくだりが書かれていました。
読んだ当時は心に残せておらず、“まだまだ感度不足だなぁ”とあらためて反省した次第で
す^^)(以降、抜粋開始)
●「同じ不況対策を打つにしても少しでも暗い世の中を明るくするような手を打たなけれ
ばならないのです。例えば、私が松下電器の社員だったころにこんな思い出があります。」
●「ボーナスをもらうときに、いつもこう言われました。「今日はボーナスを払うが、全部
使うたらあかんで」「なんて使うたらいかんのですか」「会社が本当に困ったら君から借りる
からや」」・・・・
●「この一言は、なかなかの社員教育です。「会社がほんとうに困ったら、うちは銀行に借り
る前に社員から借りるからな」と言われると、本気で「貯金しなければ」と思う。」
●「実際に不況期になった時期がありました。私の知っている範囲では、ボーナスとしてお
金でなく社内製品の購入券が支給されたことがありました。それもナショナルの購入券。社
員は社内製品の購入券でボーナスをもらっていますから、使うしかない。社員がどーっと電
器屋さんに行ったことで、電器屋さんが大いに賑わいました。」
●「一方では、社員が社内製品をどんどん購入しますから、工場の過剰在庫が目に見えて減
っていきます。さらに親元にテレビでも送ろうものなら、親孝行も出来る。まさに一石三鳥、
四鳥です。不況対策には知恵がいると同時に、志も必要です。世間からさすがだなと思われ
るような、周りを喜ばせるような、周りに勇気を与えるような不況対策をすると、回り回っ
て自分も救われます。」・・・・・・・・(以上、抜粋終了)
●さて、翻って、質問です。上記のような手を打つ、打たない、という点については勿論、
意見が分かれるところもあるかと思いますが、仮にもし、そのような手を打つとしたならば、
経営者の皆様としては、日頃から社員とどういう関係性を構築し、どういう企業文化を醸成
しておく必要がある、とお考えになりますでしょうか?一度、幹部も巻き込みながら、ケー
ススタディ的に意見交換してみても面白いかもしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は東京都内で打合せ&デスクワークを行った後、
明日の仕事場所である広島へ移動します。
皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。