鯉取りまあしゃんに学ぶ。

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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。

皆さんは、

“鯉取りまあしゃん”

という方をご存知ですか?

本が好きな方なら、

開高健氏の小説やエッセーの題材にも

取り上げられ、

“生き河童”

とも言われた方だ、

とお伝えした方が、ひょっとすると
分かりやすいかもしれません。

本名は、上村政雄氏。

佐賀県と福岡県の県境を流れる大河・筑後川で、
独特の漁法によって鯉を取っていた、

実在の

“鯉取り名人”

です。
(大正2年生~平成11年没)

この方が鯉漁を行う際に実践していたのは、

その地区に代々伝わる伝統的な漁法、

“鯉抱き”。

この方法が、実に興味深いので、皆様にも
簡単に紹介したいと思います。

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先ず、漁をする数日前から、

鯉取りまあしゃんは、

肉やウナギなど、栄養価の高いものを十分に摂り、

体調をしっかりと整えます。

そして、当日。

川についても、

鯉取りまあしゃんはいきなり潜ろう
とはせず、

更なる準備に時間を費やします。

まず、川原で焚き火。

身体から汗が噴き出るくらいまで
じっくりと体を温めます。

そして、身体が十分に温まった後に
ようやく入川。

水底までもぐり、ジッと横たわります。

すると水の中で温度を感じ、

温かさを求めて、鯉が、鯉取りまあしゃんの
すぐ横までにやってきます。

そこで、まあしゃんは慌てず、横に来た鯉を
優しく抱き寄せ、

そのまま、静かに川面まで上がってくる。

こうして、鯉を針などで一切傷つけることなく、

鯉取りまあしゃんは、文字通り、

“鯉抱き”

によって、見事に鯉を仕留めるのです。。。。
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真夏でも真冬でも全く変わらない、

非常に独特な漁法ですが、

なんと、この鯉取りまあしゃん、

説明した上記の方法で、

一度に両手と口で3匹、鯉を取ったり、

時には、1m弱もある鯉を仕留めたりした
こともあったそうです。

私は、鯉取りまあしゃん、

そして、

この漁法のことを初めて聞いた時、

自分の仕事、

特にここ一番の営業や交渉事

即ち、

人に何かを伝え、納得・合意してもらう、

という場面で活かせるところが多い
のではないか、

と感じました。

私が、鯉取りまあしゃんの漁法から感じた
エッセンス・ポイントは何か?

先ず、当日、最大のパフォーマンスを
発揮するために、

体調管理をしっかりと行うこと。

そして、事前準備を入念に行い、

相手が喜び、こちらに寄ってきたくなる
(=こちらの話を受け入れたくなる)
ような状態・環境を、

実際に会うまでにしっかりと準備し、

予めつくりあげてしまうこと。

そうすれば、人と向き合う時間そのものは、

或る意味、単なる

“セレモニー(儀式)”

になります。

孫子の兵法で言うところの、

“戦わずして勝つ”

という言葉にも似ているかも
しれません。

これらを実現するには、

会う前から相手のことをよく知ろうと
努力すること、

そして、

“どうすれば相手も喜び、自分も喜べる
状態になるか?”

を妥協することなく、ごまかさず、

徹底的に考え抜くことです。

ご利用者やご家族、もしくは営業相手の
ケアマネ等に接する時。

私たちは、

“鯉取りまあしゃん”

から学べることをどれだけ意識出来ている
でしょうか?

一度、振り返ってみてもいいかも
しれませんね。

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は、都内でデスクワーク&打合せです。

皆さんは今日はどんな1日を過ごされるの
しょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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