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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
昨日は朝から夕方まで、法人代表として、
東京都福祉保健財団が主催する、
指定更新事業者講習会に参加してきました。
1事業所目のデイサービスを2008年3月1日
に開設してから、早いもので、
もう少しで5年と半年が経過しようとしています。
そんなことを思いつつ、今日の講習を受けていると、
なぜかふと、事業所を起ち上げた日に出会い、
相当な衝撃を受けた(笑)ご利用者、
田中京子さん(仮名)の顔が頭に浮かんできました。
(あ、講習はちゃんと聞いていましたよ(笑))
京子さんとの出会い、出来事から、私が何を感じ、
どんな想いで介護事業の第一歩を踏み出したのか。
今日は、そんな想いを綴った文章(リニューアル前の
弊社HPに掲載していた代表挨拶)を、
皆様にも是非、ご紹介させていただきたいと思います。
恐縮ながら、多くのご家族・ケアマネから評価と信頼を
いただいた、
嘘偽りのない、100%実話の文章です。
(尚、あまりにも文章が長いため、今回は、今日と明日の
2回に分けてご紹介させていただきます(苦笑))
↓
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数ある中から私たちのホームページに訪れていただき
ましたこと、本当に嬉しく思います。
心より御礼申し上げます。
さて、唐突ですが、少しだけ私の話にお付き合い下さい。
正直、かなり格好悪い部分もありますが、ありのままの私を
知っていただきたいので、隠さずお話させていただきます。
介護に対する私たちの姿勢もご理解いただけると思います
ので、どうか少しだけ、お付き合い下さい。
それは、2008年3月1日、
私たち デイサービスあずゆあはうす府中1番館 の
オープン初日に起こった実際の出来事についてです。
その日は、神様も私たちの開設を祝福してくれているかの
ような良い天気で、
3月とは思えないぐらい暖かな陽気の日でした。
当日のスタッフは、私も含めて4名。
私は介護未経験者でしたが、私以外の3人は介護経験
豊富な強者ばかり。
一方、当日の利用予定者は5名。
私は、他の3人のスタッフに、
「初日だから、ビシッと気合を入れていこうな」
と声をかけながらも、 秘かに、
「利用者5名にスタッフ4名か。こりゃ、楽勝だな。」
などと安易に考えていました。
そして、朝9時になり、いよいよデイサービスがスタート。
一人、また一人と利用者が事業所に集まってきます。
慣れない場所だからでしょうか、
皆さん、始めは緊張した顔をされていましたが、
スタッフの明るく、巧みな声かけをきっかけに、
利用者同士のお喋りに花が咲き始め、
徐々に和やかな顔へと変わっていきます。
それを見ていた私はますます安心感を覚え、
「順風満帆の船出だな」
などと自己満足に浸っていました。
しかし、そんな時。
ある利用者との出会いが、そんな私の自己満足を一気に
吹き飛ばすことになります 。
その方は、田中京子(仮名)さんとおっしゃる方でした。
(当時の年齢は69歳、要介護4、認知症あり)
京子さんが事業所に到着したのは、確か午前9時40分
ぐらいだったと思います。
その途端、他の方々とは明らかに異なる空気を私は
感じました。
「ここはどこなの?何で私はここに来たの?」
怪訝そうな表情からも、不安な思いが自然と伝わって
きます。
そもそも、着いて10分ほど経つのに、なかなか
外から事業所に入ろうとしてくれません。
経験豊富なスタッフがあの手この手で声をかけ、
半ば引っ張るようにして、やっと京子さんは中に
入ってこられました。
しかし、表情は相変わらずこわばったままです。
スタッフや他の利用者の声かけにも、一切反応なし。
ようやくソファに座っていただいたものの、
やがて、思いつめた表情で、シクシクと泣き出して
しまいました。
「何で私は、こんなところにいるの?」
「お父さん(旦那さんのこと)はどこ?」
「家に帰らせてちょうだい」
京子さんは泣きながら、私たちに訴えてきます。
一生懸命説明を繰り返す私たち。
でも、京子さんは一向に穏やかになりません。
いや、穏やかになるどころか、むしろどんどん興奮が
高まり、最後には、
「私、帰る!」
と、玄関まで一人で歩いていってしまいました。
スタッフは後ろから優しく声をかけながら、その動きを
制止しようとします。すると、
「何、すんの!触らないで!」
「離せ、このヤロー!」
「バカヤロー!」
などの罵声がいきなり飛び出し、何と、身体に触れた
スタッフに向かって京子さんが殴りかかっていくのです。
他の利用者も、凍りついてしまっていました。
「やばいな。何とか落ち着いてもらわなきゃ、、、、」
内心、ドキドキしながらも、その日は後もう一人、
5人目の利用者を迎えに行く役割が私には残って
いました。
「こんな時、代表の俺が出てしまっていいのかな?
迎えに行く役割を誰かに代わってもらおうか?
でも、俺みたいな素人が残ったって何も出来ない
かもしれないし。。」
正直に言うと、個人的には、
“この場から逃げ出したい”
という気持ちで一杯でした(苦笑)。
しかし、そんなことをしたら、開設初日に一気に
スタッフからの信用を失うことになる。
平静を装いつつ、独り、自らの心の中で葛藤していた
私の気持ちを察したのか、
管理者であるA君が、私に声をかけてきてくれました。
「大丈夫です。私たちはこういう状況に慣れていますので、
任せて下さい。
社長は最後の利用者を迎えに行ってもらえますか?」
「分かった、頼もしい言葉をありがとう。じゃ、お願いします。」
私は、いまだドキドキしている自分の鼓動を感じつつ、
でも、正直、ホッとしながら(苦笑)、
最後の利用者を迎えに行くために事業所を出発しました。
その後、無事に利用者宅に到着し、穏やかに会話を
交わしながら、私は事業所の近くまで帰ってきました。
そして、事業所まで後1分で到着、というところまで
近づいたとき。
目を疑いたくなるほどの驚きの光景が、私の目の前に
飛び込んできたのです。。。。。。。。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ようやく挨拶文全体の4合目ぐらいまで来ましたが(笑)、
今日はここで一旦、止めさせていただきます。
今日は午後から福井市内でセミナー。
終了後、打合せを経て大阪に入ります。
皆さんは、今日はどんな1日を過ごされるので
しょうか?
では、充実した1日を過ごせるよう、今日も互いに
頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。
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業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
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それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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