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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者様に送信させていただいております。
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こんにちは、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
今から約1年前。
セミナーにご参加いただいた、ある
北海道地区の介護経営者様と、セミナー
終了後に話をしていた時のことです。
その方は、少し話をしただけでもその人の
有能ぶりが感じ取れるような、いわゆる
“切れ者”敏腕経営者でした。
しかし、自らが有能であるが故に、
どうしても一般の介護職員との落差を
感じてしまうのでしょう、
職員の育成の件でかなり悩んでいる、
とのご相談でした。
「私に言わせれば小学生でも分かるような
ことが、何故、彼らには分からないんでしょ
うか?先生、どう思われます?」
半分嘲笑気味、しかも呆れ顔的に、でも、
かなり本気で悩まれている様子がその様子から
も十分にうかがえました。
その話を聞いた時、私は、約10年前の
自分自身の経験をふと思い出していました。。。。。。。
「なんでこいつら、こんな簡単なことが
分からないんだろう?」
「なんでこんな浅い考えをするんだろう?」
初めて部下を持った30代前半の私は、
この経営者と同様、部下の育成に頭を
悩ませていたと同時に、
部下を持つわずらわしさに少々疲れ気味に
なっていました。
そんな時、今でも大変尊敬するある上司が、
私に衝撃的な言葉をかけてきました。
その上司は笑いながら、
「原田、その思考を変えない限り、お前のもとで
部下は一生誰も育たない。先ず、お前の考え方を
変える努力をしてみろ。」
と私にアドバイスをしてくれました。
イマイチ意味が掴めない私は、「どういう意味ですか?」
と半分食ってかかるように聞き返しました。
すると、上司は、今尚、私の心に突き刺さる、
ある一言を私に投げかけてくれたのです。
『「何でこいつら出来ないんだろう?」ではなく、
「何で俺出来るんだろう?」と考えてごらん。』
ポカンとする私に、その上司は更に言葉を続けて
くれました。
「お前だって始めから全ての事が出来た訳では
ないだろう?自ら努力して、そしてたくさんの
先輩からのサポートがあって、初めて出来るよう
になったんじゃないか?
そのことを思い出せば、今、お前の部下はどの
レベルにいて、そこからどういうステップを踏めば
成長できるか、という階段が見えてくるんじゃないか?
だから、自分自身に対する質問をかえてごらんよ。
様々な事が出来るようになっている今の自分の位置から
部下を見下ろすのではなく、昔の自分を思い出してごらん。
そして、その上で、彼らの成長をサポートするのが自分の
役目だ、と思えば少しはスッキリしないか?」
頭をガツンと殴られたような、とても強い衝撃を受けた
感覚は今でも忘れることが出来ません。
言われてみれば正にその通りです。
私だって、初めから全ての事が出来た訳ではありません。
いや、むしろ、全てにおいて不器用な私は、物事を
理解したり習得したりするスピードが周囲の人と比べても
遅かったような記憶があります。
そんな中、自分なりに努力しながらも、成長の遅い私を
時には叱咤激励し、時には温かく見守ってくれた親や先輩の
存在があったからこそ、今の自分があるのだ、という事に
あらためて気が付きました。
そこから私の「人財」に対する姿勢や見方が大きく変わった
ことは言うまでもありません。
皆さんの周囲にも、ひょっとすると、成長が遅くてイライラ
するような部下がいるのかもしれません。
そんな時、私と同じように、
「なんでこいつらこんなに出来ないんだろう?」
ではなく、
「何で俺(私)は出来るんだろう?」
と、自分自身に問いかける質問を変えてみて
下さい。
ひょっとすると、目の前の課題をクリアーする
ような新しいヒントが頭の中に浮かんでくるかも
しれません。
是非、お試しされることをおススメします。
何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、群馬県高崎市でセミナー。
その後、都内にある福祉系大学院の授業に出席する
ため、東京にとんぼ帰りです。
(福祉の世界に関する知識や見識を更に深めるべく、
実は今、日本社会事業大学の大学院に通っています。
この年にして学割が使える身分です(笑))
今日も1日、充実した時間を過ごせるように頑張ります!
今週最後の平日、皆さんも良い1日を過ごして下さいね。
今朝もお付き合いいただきありがとうございました。
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CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)
◆運営会社:株式会社タッグ
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TEL :06-6306-6567
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~Visionary Care Company~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
します。
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