“賢人”佐藤一斎。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

皆さんは、

“佐藤一斎”

という歴史上の人物をご存知でしょうか?

同氏は1772年、美濃岩村藩に生まれ、
(現在の岐阜県恵那市)

幕府の学問所である昌平坂学問所において、
儒官まで務めた、
(今の東大の総長のようなイメージ)

江戸後期~幕末にかけての大俊才の一人です。

彼の門をくぐり、学びを得た人々は3000人を
優に超えていたと言われており、

中には、佐久間象山・横井小楠等々、

歴史上の錚々たる英才達が数多く名を
連ねています。

また、佐久間象山は、一斎から学んだその
知識・精神を、門下生である

勝海舟・坂本龍馬・吉田松陰・橋本佐内
等に受け継ぎ、

吉田松陰は、自らの塾“松下村塾”において、
その知識や精神を、同じく門下生である

高杉晋作・久坂玄瑞・木戸孝允・伊藤博文・
山県有朋等に受け継いでいます。

誰もが聞いたことがある、明治維新を成し遂げた
一大傑物達の思想に計り知れないぐらいほどの
影響を与えた大人物、

それが、佐藤一斎なのです。

私が彼の事を知ったのは30代の初め、

とある経営者から、

「正しい経営者になりたいのなら、佐藤一斎の
“言志四録”を読んだ方がいい。」

とおススメされたことがきっかけでした。

私は明治維新の時期が昔から大好きで、

上記に挙げた歴史上の人物やその方々の
偉業・功績はほぼ全て頭に入っていましたが、

その彼らのバックボーン的存在であった
佐藤一斎氏の事は恥ずかしながら聞いたことが
なく、

大急ぎで本を購入し、読み耽った記憶があります。

言志四録とは、

一斎氏が42歳から82歳の間に体得した、

学問修行上の工夫や心得が書き綴られた随想集で、

全部で4編、計1133条の短文で構成されています。

一つ一つの文章が短くも本当に示唆に富んでいて、

初めて言志四録を手に取ってから10年以上時が
経った今でも、

“ハッ”

と気付かされることが多い、生き方の指針となる
本の1つです。

ここで、幾つか、中でも私の心に残っている言葉を
皆様にもご紹介させていただきますね。

先ずは1つ目です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
太上は天を師とし、その次は人を師とし、
その次は経を師とす。
(「言志録」2条)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

天の真理を学び取れるのが最上級の人物、
優れた人から学び取れるのがその次の人物、
賢者の書から学び取れるのがその次の人物だ。

賢者の書から学ぶのも優れた人から学ぶのも
勿論大事な事だけど、何より大事なのは

“天の真理(原理原則)”

を学ぶことだ、ということですね。

また、この内容に類似する言葉として、次のような
言葉もあります。
(私はこの言葉が最も好きで、いつも頭に置くように
意識しています)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
およそ事を作すには(なすには)、すべからく天に
事うる(仕うる)の心あるを要すべし。
人に示すの念あるを要せず。
(「言志録」3条)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

人に仕えるのではない。天に仕えるのだ。

毎日、人と人との関係の中でストレスを感じて
いる人も多い中、

とっても深い言葉だと思いませんか?

最後、3つ目です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
面は冷ならんことを欲し、背は暖ならんことを欲し、
胸は虚ならんことを欲し、腹は実ならんことを欲す
(「言志録」19条)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

頭脳は、正しい判断ができるよう冷静でありたい。
背中は、人を動かせるよう暖かくありたい。
胸は、人を受け入れられるよう虚心坦懐でありたい。
腹は、モノに動じないよう胆力を充実させたい。

先週土曜日、20日で43歳になった私ですが、

一斎氏の言うような、器の大きな人間になりたいなぁ、

よし、43歳も頑張ろう、

そんなことを考えた週末でした(笑)。

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

先週、千葉でセミナーを終えた後、土曜日は宮崎県
宮崎市にてセミナー。

1日空けて、今日、月曜日は沖縄・那覇でセミナー
です。

新たに出会える介護事業者様との関係を

“一期一会”

にすべく、今日も全力で頑張ります!

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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