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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
私はここ数年、宅急便を出す時は、
可能な限り、クロネコヤマトを使う
ように意識しています。
勿論、その他の宅急便会社が嫌い、
という訳では決してありません(笑)。
単純に、ヤマト運輸が好きだから、
という理由しかないのですが、
何故好きなのか、と聞かれると、
“志力(しりょく)”
を感じる企業だから、といつも答えて
います。
私が何故、この会社に“志力”を感じて
いるのか?
それは、東日本大震災の時のエピソードが
頭に焼き付いているからです。
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2011年3月11日、突如発生した、未曽有の
東日本大震災。
当時、宮城、福島、岩手、茨城の地域にある
クロネコヤマトの事業所のうち、
9か所が全壊し、5か所が使用不能の半壊状態に
陥りました。
当然ながら現地のヤマトの社員も多くが被災し、
避難所暮らしを余儀なくされていたそうです。
その後、震災発生から3、4日が経過した頃から、
救援物資が全国から送られてくるようになり、
自治体や大きな避難所には救援物資が山積み
されるようになりました。
勿論、これ自体、とてもありがたいことである
ことは間違いありません。
しかし、その時の現地の状態を考えると、
とてもではありませんが、そこから先の肝心の
被災者に届けられる状況にはない、というのも
事実でした。
背景としては、
自治体の市役所や町役場自体が被災・混乱し、
機能が減衰してしまっていた、
ということも勿論あるでしょう。
でも、それ以上に、
そもそも物流のプロでも何でもない自治体職員が、
全国から集まる救援物資を効率的にさばける筈も
なかった、
という方が、大きかったのだと思います。
他方、そんな中、気仙沼市の避難所で避難生活を
していたヤマトのセールスドライバーたちがいち早く
この状態に気が付き、立ち上がります。
彼らは自らが被災しているにも関わらず、
市に申し出て集積所の物資を分類し、在庫管理を行い、
同時に多くの避難所を効率的に回る配送ルートや
どこにどれだけ配るかという計画を立て、
なんと、全くの無償で、自社のトラックを使い、自ら
率先して配送を開始したのです。
それから数日後、岩手県の釜石市でも同じように
ヤマト社員による無償配送が始まりました。
そして、この2市だけではなく、その動きは、
ほかの地域でも同時多発的にどんどん広がっていった
そうです。
一方、このような動きが自発的に行われていることに
ついて事後報告を受けた本社の木川真社長は、
“これぞヤマトの本来の使命だ”
と判断し、直ちに従来の宅急便の組織とは別に、
「救援物資輸送隊」を組織し、
現場独自の活動を全面的にバックアップする
ことを表明しました。
その後、この大規模なボランティア活動は、
2012年の1月15日まで、約10か月にわたって
続けられ、
その間、救援物資輸送隊への参加人数は、延べ
14,000名、稼働車両数は4,500台にまで膨れ上がり
ました。
また、このほかにもヤマトグループでは2011年4月、
宅急便1個取り扱いにつき10円の寄付を決定。
結果、寄付総額は何と142億3600万円にまでのぼり、
しかも、
「そのまま全額を寄付として被災地に届けたい」
という熱い想いが財務省を動かし、なんと、全額寄付(無税)
という成果も勝ち取ったのだそうです。
正に
“ヤマトは我なり”
“運送行為は委託者の意思の延長と知るべし”
というヤマトの経営理念が見事に体現された、
素晴らしい活動だったと言えるのではないで
しょうか。
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私はこの話を聞いた時、
“これから、可能な限り、ヤマトを使おう”
と心に決めました(笑)。
沢山の人間が集まって組織化されているとはいえ、
企業は、あくまで法“人”です。
どうせ、どこかの会社とお付き合いをするのなら、
志に溢れ、清々しい法“人”とお付き合いしたい、
と誰もが思うのではないでしょうか?
そして、それは、私たち介護事業者にも同じことが
言えるのではないかと思います。
さて、皆さんの会社は如何でしょう?
法“人格”として、ご利用者やご家族、地域の皆様
からの信頼に足る事業所になっていますでしょうか?
一度、時間を取って、振り返ってみることも必要かも
しれませんね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は午後から、千葉市内で人財育成をテーマに、
介護事業者様向けにセミナーを行います。
今日も、わざわざ足を運んでいただける皆様に
期待以上の価値を提供すべく、気合を入れて臨み
ます。
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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