ごちゃごちゃ言ってる場合じゃない(パート2)

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

反響が大きかったため、

今日も、昨日に引き続き、

“ごちゃごちゃ言っている場合じゃない”

パート2です(笑)。
(ちなみにこのテーマは今日で一旦、終わり
にしますのでご安心を^^)

皆さんは、鹿児島県の南九州市にある、

“知覧”

という町をご存知でしょうか?

ここは、第2次世界大戦時、

沖縄本土の米軍に向け、まだ10代~20代の
若者たちが、命を賭して空爆撃を仕掛けた

“特攻隊”

の基地があったところです。

先週の3連休の初日、鹿児島でセミナーが
あり、

日帰りで鹿児島へ向かったのですが、

ふと知覧のことを思い出し、

午前の予定を大幅に変更し、急きょ、知覧の
特攻平和会館へ足を運びました。

初めてこの平和会館を訪れたのは、

私が高校1年から2年に上がる時の春休み、
修学旅行の時だったのですが、

自分と同世代の若き特攻兵達、一人ひとりの
死に向かう直前の遺書を読み、

呆然と立ちすくんでしまったこと、そして、
その時の感覚を今でもはっきりと憶えています。

その後、折がある毎に繰り返し訪れているのですが、

ここに来ると、あと数日で43歳になる、
不惑の年を超えた自分であるにも関わらず、

自分の小ささや甘さが嫌でも見えてしまいます。

遺書の中で語られている内容の多くは、

いよいよ出撃の順番が回ってきた、という事実に
対する昂ぶりと、

育ててくれた両親、特に、男性だからでしょうか、

母親に対する想いが沢山綴られています。

不遜かな、という想いもなくはないですが、

是非、皆さんにも知って&感じていただきたく、

ここで、心に残った文章の一部を幾つかご紹介
させていただきます。

先ずは、母親に宛てた感謝の言葉です。

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お母さん、お母さん。

今俺は行く。

母を呼べば、母は山を超えてでも、

雲の彼方からでも馳せ来る。
 
母はいい。母ほどありがたいものはない。

母、母。
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継母に向け、一度も“お母さん”と呼ばなかった
自らの後悔と母への感謝を込めた言葉もありました。

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母上お元気ですか。

長い間、本当にありがとうございました。

我六歳の時より育てくだされし母。

継母とは言え、世の此の種の女にあるごとき不祥事は
一度たりとてなく、慈しみ育てくだされし母。

ありがたい母。尊い母。

俺は幸福だった。

ついに最後までお母さんと呼ばざりし俺。

幾度か思い切って呼ばんとしたが、

なんと意志薄弱な俺だったろう。

母上、お許し下さい。

さぞ淋しかったでせう。

今こそ大声で呼ばしていただきます。

お母さん、お母さん、お母さんと。
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最後に、婚約者に宛てたある特攻兵の手紙の最後には、
このような切ない言葉が書かれていました。

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いまさら何をいうか、と自分でも考えるが、
ちょっぴり欲を言ってみたい。

一、読みたい本
万葉 句集 道程 一点鐘 故郷

二、見たい画
ラファエル『聖母子像』
芳崖『悲母観音』

三、智恵子(婚約者)
会いたい、話したい、無性に。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

特攻兵として飛び立った彼らの本当の気持ちはどこに
あったのでしょう?

平和に生活をしている私のような人間には、語ること自体、
軽すぎて許されない気もします。

ただ、間違いなく言えるのは、

本音ではどう思っていようが、

望もうが望ままいが、

当時の時代背景や環境、教育を含め、

彼らの目の前には、

“突撃(=死)”

しか選択肢がなかった、ということです。

他方、私たちはどうでしょう?

自らに矢印を向けて見つめ直した時、

どんなに悩んでいようとも、

そこまで追い詰められた局面に立っている方は
本当に少ないのではないでしょうか?

様々置かれている環境も異なるでしょうから、

だからもっと頑張れ、とか、もっと頑張ろう、
などと安易に言うつもりも毛頭ありませんが、

少なくとも私自身は、

“生きていること自体に感謝して、もっと頑張らなきゃ
いけない。いや、頑張りたい”

そんなふうに心の底から思います。

溢れだす涙と共に、気持ちがグッと引き締まった
一時であり、

今の私にとって不可欠な、

“自分への投資”

の時間でした。

色々悩みはつきませんが、ホント、ごちゃごちゃ
言ってる場合じゃないですよね(苦笑)。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は午後から、東京都中野区でセミナー。

日々、生かされていることに感謝しつつ、

今日も“明るい魂”で過ごしてまいります!

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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