目標設定の難しさと面白さ。

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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日、とあるコンサルタントの方と、

自社のビジョンや目標を描く上での
ポイントについて、意見交換をして
きました。

多くの経営者がビジョンを語ったり
目標設定を行ったりする上で、圧倒的に
不足している視点がある、

という話です。

その視点とは、

「目標やビジョンそのものよりも、
目標達成・ビジョン達成後のイメージを
メンバー全員で如何に鮮明に共有できるか
が重要」

というものです。

例えば、社員と共に、目標数字を追いかけると
した場合、上記の理屈に当てはめるとすると、、、

そもそも数字が達成できて一番嬉しいのは誰でしょう?

それは、紛れもなく、私たち経営者です(笑)。

しかし、社員の立場に立てば、

果たして経営者と同じモチベーションでその数字を
追いかけることが出来るかと言えば、

一般的には難しいことではないかと思います。

にも関わらず、

「これは会社で立てた目標だ。
君たちは社員として会社から給与をもらっている
以上、この数値の達成に全力をあげる必要がある。
必ずやり切れ。」

というような目標設定を行っている会社が
とても多い。

私はこのようなパターンを、

“脅迫型目標設定”

と呼んでいます。

だって、これって、

「これに協力できなければ、社員としての
地位や給与も危ないと思え」

ということを裏返して言っているのと
同じですよね。

そういう側面が全く不要、とまでは言いま
せんが、

それだけでは、目標達成に向け、全身全霊、
本気で取り組もうという、内側から湧き上がる
情熱のようなものが生まれないのは当然です。

にも関わらず、そのような目標発表⇒強制だけで
終わらせてしまっている会社はとても多い。

目標に向かって本気で頑張るチームをつくろうと
思った場合、

何より大事なことは、

何故、その地点を目標としようと考えているのか、
ということを全体で共有する事。

そして、その目標が実現できたとき、

会社として、個人として、どういう世界が
待ち受けているか?について、

鮮明なイメージを共有できるかどうか、

ということです。

例えば、シンプルな例えで言うと、来季のボーナスや
給与がアップするかもしれない。

そうすると、奥さんや子供達から尊敬の眼差しで
見られ、父親としてのプライドが保てるかもしれない。

今の経済状態では贅沢だと思って手が出なかったけど、

実は長年欲しかったあの車を手に入れることが出来る
かもしれない。

子供に対し、より良い教育環境を提供出来る軍資金が
増えるかもしれない。

もっと親孝行出来るかもしれない。

「出来る社会人」として、想いを寄せている女の子から
尊敬されるかもしれない。

今以上に自信がついた、一歩成長した、理想の

「カッコいい」自分が生まれているかもしれない。

もしくは、そのような個人的な欲求だけではなく、

会社の一員として、社会の一員として、

世の中に沢山の幸せを届けられているかも
しれない。

介護で言えば、より、サービスや設備の充実が
図れ、思い描く理想の介護が実現できるかもしれない。

ご利用者の笑顔の量を、もしくは笑顔で過ごせる
ご利用者の数をもっと増やせるかもしれない。

困っている方々に、もっともっと、具体的な支援の
手をさしのべることが出来るかもしれない。

そのイメージレベルの光景を面白い、と感じ、
ワクワクする社員が増えれば増えるだけ、

組織はパワフルになってきますよね、、、、、

という話をしていました。

これ、私たち経営者やリーダーにとって、
とても大事な能力だと思います。

頭で、理屈で考えることに慣れてしまっている
人からすると難しく感じるかもしれませんが、

これが出来るようになれば、組織も大きく
雰囲気が変わります。

そのためにも、我々経営者は感性を研ぎ澄ます
必要があります。

私自身、この部分の能力に更に磨きをかけて
いきたいものです。

さて、皆さんは如何でしょうか?

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は都内で終日打合せ。

溜まった仕事も少しは片づけられそうです(笑)。

では、今日もお互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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