ホンモノの経営者になるには?

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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日、セミナー終了後、関西地区の
某社会福祉法人の理事長とお話していた
時のことです。

この法人は元々現理事長のお父様が創業
され、

つい最近、今の理事長にバトンタッチされ
ました。

前理事長(お父様)は叩き上げのカリスマ
経営者で、

お会いした瞬間に、そのオーラがヒシヒシと
伝わってくるぐらいの迫力です(笑)。

しかし、それであるが故に、組織は全て
トップダウン。

過去15年間、それが続いていたせいか、

社員が自分で物事を考える、ということが
全く習慣になく、

何とか「社員参画型経営」を進めたい、

というご相談でした。

とても意義のあるお話だなぁ、と思いつつ、

ただ、やはり、その為には、一番ど真ん中に
おられる現理事長が

何より「経営者」として機能することが最重要
だ、という話になり、

自然と話題が、

「どうすれば名実共に立派な経営者になって
いけるのだろうか?」

という話に移っていきました。

当然ですが、

経営者の力量や見識なんてものは、一朝一夕に
身につくものでもありません。

本を読んだり人の話を聞いたりすることで、
経営者としての知識や気付き、疑似体験は
得ることが出来ます。

それらも大変重要ですが、経営者としての力量や
見識を本当の意味で身につけようと思えば、

それらを踏まえた上で、やはり、実体験としての
経験量、

しかも、苦しい環境を乗り越えたり、

間違えると大変なことになるような決断を下したり、

という経験の連続から、自然と心と身体に染みついてくる
ものではないか、と私は思います。

社員との認識差に疲れ、社長であるにも関わらず、
会社に行くのが嫌になって何日間か登社拒否をしたりした
ことがある。

資金繰りで胃がキリキリしながら、でも社員やご利用者を
守るために気迫で月末を乗り切ってきた。

ギリギリ一杯での覚悟、腹決め、追い詰められながら、
夜中に突然

「ウワーッ!」と

叫んで起きたりしたことがある(笑)。

全て、今、一定の成功を収めている経営者の方から
うかがった言葉です。

それらの経験の連続により、経営者としての器が
結果として育っていったのでしょうね。

また、そのような経験も含め、

「正しい決断をする」

という、経営者最大の役割が身についてくるのだと
思います。

そう、以前もこのメルマガでお話しましたが、

多くの経営者は、「経営者(リーダー)」の役割と
「マネージャー」の役割を混同してしまっています。

「社長のその判断はマネージャーとしての判断で
あって、リーダーの判断ではありません」

私がクライアントの経営者に対してよく申し上げる
言葉です。

リーダーは「正しい」物事を行うのに対し、

マネージャーは物事を「正しく」行います。

リーダーは「重要性」を優先しますが、

マネージャーは「緊急性」を優先します。

リーダーは「方向性(ベクトル)」を重視しますが、

マネージャーは「スピード」を重視します。

リーダーは「効果」を重視しますが、

マネージャーは「効率」を重視します。

リーダーは「目的志向」で全ての物事を推進し、

マネージャーは「目標志向」で全ての物事を推進します。

まだまだ出てくるかもしれませんが、

リーダーとマネージャーは、まったく役割が異なる
ものなのです。

しかし、特に日本の企業においては、

経営者にリーダーの役割とマネージャーの役割の
両方が求められています。

だからでしょうか、多くの経営者は、

リーダーとして判断するべきことをマネージャー
視点で判断してしまったり、

はたまたその逆であったり、

という事がとても多いような気がします。

経営者の役割は、何よりも「リーダー」として
意思決定を迅速に行うことです。

それが、組織の空気を換えていく源泉になります。

経営者が経営者として本気で機能し始めた時、

組織の空気や風土は間違いなく大きく動き始めます。

この理事長のおっしゃる

“社員参画型経営”

も必ず実践できるでしょう。

道のりは決して楽ではないだろうけど、

その先には必ず大きな「光」が待っています。

経営者の皆さんは、それを信じて、是非、
前に進んでいただきたいと思います。
(私も信じて頑張ります^^)

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は介護特化を目指す税理士・会計士先生向け
研修の2日目。

終わり次第、東京へ戻ります。

では、今日も1日、互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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原田匡の2冊目の著書、

「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」

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業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
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幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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 と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
 します。
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