湖山医療福祉グループの記事を読んで感じた事。

おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。

先週末の日経新聞で、

業界に携わる我々にとって、

とても興味深いであろう記事が
でていましたね。

今日は、そちらの内容を皆様に
ご紹介させていただきます。

“中国人介護スタッフを日本で育成
湖山医療福祉グループ”

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全国で病院や介護施設を運営する湖山医療福祉
グループ(東京・中央)は、

中国人の介護職員を育成し活用する新しい事業
モデルを始める。

実習生として日本の施設で働きながら介護の
ノウハウを習得してもらった後、

上海に新設する大型の老人ホームで雇い入れる。

政府による外国人の受け入れ拡大策をにらんだ
動きで、

日本での人材確保と海外の事業拡大を並行して
進める戦略だ。

外国人を日本国内に受け入れて働きながら学んで
もらう

「外国人技能実習制度」

の見直しを前提とする。

今国会では技能実習制度を拡充する法案が審議
中で、

成立すれば技能実習の受け入れ期間が現行の最長
3年から5年に延びる。

現在、介護は同制度の枠外の職種だが、

政府は法案成立に合わせて枠組みを見直し、

介護を対象とする方針。

すでに中国で事業展開する介護事業者は
あるが、

これまでは中国人が日本で働きながら実習
することは難しかった。

新しい技能実習制度の開始後、

湖山医療福祉グループは中国人を技能実習生として
日本で教育する。

年間約100人ずつ受け入れ、

同グループ内の介護現場で働きながら、

研修も受ける。

認知症高齢者のケアの仕方や、

床ずれを防ぐための体位の変換といった基本的な
介護技術を習得する。

中国ではこうした介護技術がまだ浸透していない。

同グループは中国に進出し、

事業を拡大させながら、

実習後の中国人介護スタッフが現地で働く場も
確保する。

中国・上海のデベロッパー、

上海由由(集団)股份有限公司と9月末に
合弁会社を設立し、

上海に大型の有料老人ホームを新設する。

上海中心部の好立地で、

延べ床面積4万8000平方メートル。

700人から1000人が入居できる。

初期投資は60億円で2015年度中に着工し、

17年10月ごろのオープンを目指す。

今後施設数を拡大させる。

介護職員は25年に約38万人不足すると
推計されている。

実習から採用までをグループ内で一貫して
手がけることで、

人材の安定確保につなげる。

人材不足が深刻な介護業界で同様の動きが
広がる可能性がある。

※引用元サイト

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ11HLP_R10C15A9TI1000/

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この話をある介護経営者に報告したところ、

「湖山グループだから出来る業だよね」

との感想を述べられておりました。

一聞すると、

“確かにそうだなぁ”

と思ってしまいがちな感想ですが(笑)、

私は、決してそんなことはない、

と思っています。

例えば、1988年、

日本ではセブンイレブンがぐんぐん店舗網を
増やす中、

ファミリーマートはいち早くアジア市場に
着目し、

日本のコンビニで初のアジア進出(台湾)を
果たしました。

その後も順調に拠点を展開し、

2009年には海外店舗数が日本の店舗数を
突破。

2011年には海外1万店舗を達成し、

今や、アジアでは、

セブンイレブンやローソン以上の知名度と
ブランド力を誇っています。

勿論、どちらの戦略がいい、悪い、

ということを申し上げたい訳ではありません。

何が言いたいかと言うと、

どの事業者にも、

アジア進出の可能性(チャンス)がないわけ
ではない、

ということ。

「日本の介護市場よりアジアの介護市場の
ほうが魅力的だ」

と考え、

中国市場へ積極展開を始める中小事業者が
いたって、

何らおかしくない、

ということです。

“現状の規模が大きくないからと言って、
我々に出来ない、という訳ではないかもしれない”

是非、そんな柔軟な思考で、

あらゆる情報から学びを得る、

という気概のもと、

これからを乗り切っていただければと思います。
(記事の本筋から少々かけ離れてしまいました
こと、ご容赦下さい)

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は、都心で打合せ&デスクワーク。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。