こんな製品があるなんて、恥ずかしながら知りませんでした(汗)。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。

先月の始めでしたでしょうか、

とあるご家族の方から、

“寝室内に水洗トイレを設置したことで、

親も自分もずいぶん精神的に楽になった”

というお話をうかがいました。

写真を拝見してビックリ。

ほぼ、どんな部屋にも作れる可能性が
高い製品なのだそうですが、

恥ずかしながら、私、

この業界に関わりながら、

そんな製品が出ていることを全く
知りませんでした(汗)。

2年前から販売されているらしいこの
商品、

TOTOの

“ベッドサイド水洗トイレ”

という名称らしいのですが、

ちょうど、

その商品に関する記事が出ていました
ので、

私のようにご存知ない方も中には
いらっしゃるのでは?

と思い、

今日のメルマガでご紹介させていただき
たいと思います。

SUUMOジャーナルの提供記事です

“寝室に設置できる水洗トイレがあった!
介護で最も大変なトイレ問題が解消”

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「介護なんてまだまだ先の話……」。

そう感じている読者の方も多いでしょう。

でも、今や日本人の4人に1人が65歳以上
となり、

今後も高齢化が進むと予想される超高齢社会と
なった現代。

今は介護が身近でなくても、

いずれ親や自分たちに必要となる可能性も
あります。

そんな今、介護の知識としてとらえておきたい
ことのひとつに、

トイレの問題があります。

実は、在宅介護の現場ではトイレの介護が
一番苦労するそう。

入浴や食事は、

介護する人が時間と回数をコントロール
できますが、

排泄に関しては、

「時間が不規則」

「回数が多い」

「臭いや処理などが不快」

という苦労がどうしても生じてしまいます。

【在宅介護で苦労すること】

(1)
排泄(排泄時の付き添いやおむつの交換)62.5%

(2)
入浴(入浴時の付き添いや身体の洗浄)58.3%

(3)
食事(食事の準備、食事の介助)49.1%

※「介護ロボットに関する特別世論調査」内閣府政府広報室、
2013年8月調べ
(本人または家族が介護経験のある696人への面接聴取)より

介護保険制度における要介護認定では、

“要支援1・2”

“要介護1~5”

の7段階に分かれていますが、

在宅介護は要介護3までの高齢者が中心と
なります。

在宅で過ごす要介護者は自分で既存の
トイレに行くか、

部屋に置いたポータブルトイレを使うことに
なりますが、

要介護2や3となると、

家族などの介助が必要となってきます。

高齢者や要介護者の排泄回数は成人男性の
2~3倍になる、

というTOTOのモニター調査結果もあり、

本人にも家族にも負担が大きいことが
うかがえます。

既存のトイレを使う場合、

移動時の転倒や冬場のヒートショック(空間の
温度差による血圧の急激な変化)といった危険や、

間に合わなくて失禁といった事態が起こる
可能性もあります。

ポータブルトイレ(洋式便器型の移動簡易トイレ)を
使う場合は、

臭いが残ったり、

後始末が1日何度も必要だったりするため、

要介護者が

“家族に申し訳ない”

“見られたくない”

と感じるなど、

両者に精神的な負担も生じています。

そんな介護の現場に2013年9月に登場した
画期的なトイレが、

TOTOの

『ベッドサイド水洗トイレ』

です。

商品名からもわかる通り、

ベッドのすぐ横で使える

『ベッドサイド水洗トイレ』。

その大きな特徴は次の通りです。

(1)
水洗トイレなので、使用後は流すだけ

(2)
床に固定しないため、「フレキシブルホース」
の長さ2mの範囲内で移動できる

(3)
ウォシュレット・暖房便座・脱臭機能付き
で快適

一見すると通常のトイレが居室に設置されて
いるという印象なので、

“寝室に水洗トイレを設置するのって給排水
工事がかなり大変なのでは?”

という疑問を持つ人も多いかもしれませんが、

施工は半日から1日で完了します。

施工をそれほど容易にしたのは、

TOTOが10年以上を掛けて研究開発したと
いう新技術

“粉砕圧送ユニット”

のおかげ。

汚物を細かく砕き、

圧力を掛けて排水管に送る仕組みに
よって、

内径19mmという細い配管(フレキシブル
ホース)での排水が可能になりました。

一般的なトイレの増設工事に3~5日ほど
掛かるのと比べると工事が短期なので、

何日も部屋が使えないといった負担も
少なくてすみます。

施工は、

細い給水ホース・排水ホースを壁から屋外へ
通し、

給水引込管と汚水ますへつなげるだけと至って
シンプル。

設置場所を選ばないので、

洋室・和室を問わず、

後付けで設置できます。

気になる費用は、

メーカー希望小売価格52万8000円(税込57万
240円)。

別途かかる工事費は家の構造や設置場所に
よって開きがあります
(木造軸組構造の家でおよそ10万~15万円など)。

マンションの場合でも、

条件(共有部分の工事許可など)が合えば、

設置は可能です。

手入れは一般のトイレと同じ。

さらに、水に流せないものを落としてしまっても、

異物を簡単に取り出せる仕組みになっているのも
要注目。

安心して使えます。

ベッドの横に水洗トイレがあると、

要介護者や家族の暮らしはどう変わるのでしょうか。

主なポイントは次の通り。

要介護者や家族にとって、

生活の質を高めることに繋がっています。

【要介護者のメリット】

(1)
いつでも自分でトイレに行けるので、家族に気兼ねする必要がなくなる

(2)
「自力でトイレに」「頑張ろう」という前向きな気持ちになり、生活動作の維持・向上に繋がりやすい

(3)
トイレの回数を減らすために水分を控えなくてもよくなる

(4)
ポータブルトイレに比べて、臭いがこもらず部屋で快適に過ごせる

【家族・介助者のメリット】

(1)
トイレ介助の負担が減る

(2)
ポータブルトイレの後始末の負担がなくなる

(3)
要介護者の転倒やヒートショックなど健康被害に
対しての不安が減る

超高齢社会となった現代の日本において革新的な
設備である

『ベッドサイド水洗トイレ』。

その実物に触れてみて、

「費用はかかるものの、家族や自分が要介護者になったら
必須の設備になる」

と私は強く感じました。

皆さんも、いずれ来るかもしれない介護生活に備えて、

この快適な設備をぜひ知っておいてください。

TOTO『ベッドサイド水洗トイレ』
http://www.toto.co.jp/products/ud/bedsidetoilet/

※引用元サイト

http://toyokeizai.net/articles/-/83924?page=2

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“自立”

“尊厳”

を前提としつつ、

要介護者の在宅生活の利便性を高めるような
製品や、

介護者の負担を軽減するような製品、

或いは、

介護職の負担を減らせる製品というものは
どんどん開発されていますが、

残念なことに、

それらの情報が、

ご家族や事業者等、

必要な方々に意外に届いていないのでは?

なんて、

肌感覚ながら思います。

福祉機器展等は定期的に開催されて
いますが、

その多くが大都市圏のみでの
開催ですし、

それらの情報を収集するのって、

近隣に所在する事業者以外は、

実際にはなかかなか難しいのかも
知れません。

我々自身、

もっとそのあたりを自覚し、

意識的に目を向け、

情報発信していかなければならないな、

と、あらためて思った、

そんな出来事でした。

頑張ります^^

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は、都心で役員会&打合せ。

夕方から静岡県某市で医療法人理事長様と
打合せです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。