日本中の注目を集めていた特養の運営事業者がやっと決まりましたね。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。

昨日のネットニュースに、

東京都杉並区と静岡県南伊豆町との
連携のもとに建設される

“特別養護老人ホーム”

の、

運営事業者決定に関する記事が出て
いましたね。

今日は、こちらの内容を皆様にご紹介
させていただきたいと思います。

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南伊豆町の梅本和熙町長と東京都杉並区の
田中良区長は31日、

町役場で記者会見を開き、

両自治体が町内に整備を進めている特別養護老人ホーム
(特養)の建設・運営事業者が下田市吉佐美の社会福祉
法人梓友会(川島優幸理事長)に決まったと発表した。

今後、来年夏以降に着工し、

2018年1月の開所を目指す。

特養はユニット型個室の定員90人。

うち50人分ほどを区民が利用できるよう確保する。

併設するショートステイの定員は10人で、

通所介護が25人。

鉄筋コンクリートと木造による3階建てにする
計画。

建設予定地は同町加納の旧中央公民館と南伊豆
幼稚園の跡地(約6621平方メートル)。

事業所の選定は町が選定委員会を組織して
実施。

5月に公募を始めたところ、

県内外から3法人の応募があった。

選定委が財務状況や運営計画、

人材確保などを審査し、決定した。

自治体間連携による特養建設の背景には、

区は

2千人にのぼる入所待機者の解消があり、

一方、

町は雇用創出をはじめとする地域振興への
期待がある。

特養の開設により、

新たに約70人分の雇用が見込まれるという。

梅本町長は

「両自治体の行政課題を解決すべく5年がかりで
進めてきた。

開設に向け一層努力していく」、

田中区長は

「応募が3事業所だけという点を心配して
いたが、

梓友会は区の審査内容に照らしても大変
高得点であると分かり、

頼もしく思う」

とそれぞれ語った。

会見後、両首長らは建設予定地を視察し、

意見を交わした。

両自治体は1974年に、

区の健康学園が町内にできたことから交流を
開始。

全国で初めて県境を越えた自治体間連携に
よる特養設置に合意した。

町は今後も、

アクティブシニア世代の町内への移住や交流
事業を通じ、

同区とのつながりを密にしていく方針。

※引用元サイト

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-00000002-izu-l22

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県内外の3法人の中から選ばれた、

ということですが、

個人的には、

地域に根差した法人が運営を担当する事に
なった、

という着地点について、

ご利用者にとってベストの解になったのでは
ないか、

と思います。

私も社会福祉法人梓友会様の事は良く存じて
おりますが、

地元での信頼も厚い、

とても素晴らしい法人様ですので、

きっと、

杉並区民の方も安心して移住する事が出来る
でしょう。

他方、

“地域包括ケア”

が大前提であることは変わりませんが、

ひょっとすると、

この動きを契機として、

あくまで一つの選択肢としてでは
ありますが、

他自治体同士の連携が加速する、

という可能性も十分にあり得ると
思います。
(何せ、前例が出来た訳ですからね)

或いは、この情報を有効活用し、

このエッセンスを自社の成長戦略に取り込んで
いこうとする法人も出てくるかもしれません。

東京都杉並区と南伊豆町のように、

以前から親交のある自治体というのは、

日本中に数多く存在しています。

そんなことをぼんやり考えながら、

何かヒントが掴めないか、

是非、幹部メンバーの中で意見交換して
みてもいいかもしれませんね。

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は、新潟県長岡市にてセミナーです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。