おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。
先日の産経新聞オンラインにて、
日本版CCRCのモデルの一つ、
“ゆいまーる那須”
に関する記事が出ていましたね。
法人の置かれている環境によっては、
今後の事業展開の参考になるかも、
と思いましたので、
今日は、そちらの記事を皆様に共有
させていただきます。
“地域再生へ高齢者移住促進 雇用創出や
若者流出に歯止め期待”
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政府は、東京圏など大都市で高齢者が急増し、
医療や介護サービスが立ちゆかなくなるとして、
高齢者の地方移住を促す政策を打ち出した。
医療や介護関連の雇用が生み出され、
都市への若者の流出に歯止めをかける効果も
期待され、
一部の自治体では受け入れ拠点の整備に向けた
検討が進む。
ただ、高齢者の急増による財政負担の増加への
懸念や、
新たなコミュニティーをどうつくっていくか
など、
実現への課題は多い。
東北新幹線新白河駅から車で15分ほどの
山あいに、
70戸のコテージ風の建物が立ち並ぶ。
2012年に全棟がオープンした栃木県那須町の
“ゆいま~る那須”
のサービス付き高齢者向け住宅だ。
1戸の広さは約33~66平方メートル。
入居者は61~91歳で関東や関西から移り住んだ
人が大半を占める。
約1200万~2500万円の家賃を一括して前払い
すれば、
生涯居住できる仕組み。
月額約3万~5万円のサポート費や食費、
光熱費などはかかるが、
常駐スタッフが日常生活の相談に応じるほか、
地元医療機関と連携して病気やけがにも
対応する。
全国各地で高齢者向け住宅を企画、
提案しているコミュニティネットワーク協会の
副会長を務め、
ゆいま~る那須の開設にも関わった近山恵子さん
は
「単なる高齢者住宅ではなく、福祉のまちづくりを
通じて地域の再生につなげたい」
と話す。
同協会は07年、
ゆいま~る那須の開設に向けた実行委員会を
立ち上げ、
入居希望者から要望を聞いて、
施設の設計やサービス内容などに反映させた。
住環境だけでなく仕事や生きがいを持てる
暮らしの実現を重視した。
横浜市から移住した高木まき子さん(80)は、
美容師の資格を生かして入居者のヘアカットを
担当。
施設内の食堂で使える
“ハウス通貨”
を代金として受け取っている。
「カットを通じて声を掛け合えるのが幸せです。
姿勢良く、足腰も丈夫でいられる」
とほほ笑む。
食堂は一般向けにも開放され、
入居者と地域住民が一緒に食事をつくって
提供している。
近隣の牧場で牛の世話を手伝う入居者もいる。
昨年7月に東京都府中市から夫婦で移住した
大西明成さん(70)は
「今年から地域の人交じってテニスを始めた。
この先、移住する考えはない」
と満足そうに話した。
ゆいま~る那須は、
政府が推進する高齢者の受け入れ拠点
“日本版CCRC”
構想の先行事例として注目を集める。
近山さんは
「高齢者は知恵も経験もある。
力を発揮してもらう受け皿になる」
と力を込める。
一方、東京圏では近い将来、
医療や介護サービスが不足する事態に備え、
自治体同士で協力を模索する動きも出始めた。
人口約28万人の東京都豊島区には9カ所の
特別養護老人ホーム(特養)があるが、
入所待機者は15年3月末時点で300人を超える。
区は特養の増設も進めているが、
地価が高く用地確保は困難で、
高齢化のスピードに追い付いていない。
このため区は昨年から、
姉妹都市である埼玉県秩父市への高齢者移住の
実現に向けた検討を進めている。
西武池袋線の特急で約80分という交通の便を
生かし
“お試し移住”
や
“2地域居住”
も促す考え。
区の担当者は
「あらゆるケースを想定して協議を進め、
高齢者の第二の人生を後押ししたい」
と話した。
※引用元サイト
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150901/mca1509010500004-n1.htm
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この他、
社会福祉法人佛子園(石川県白山市)が
展開し、
ゆいまーる那須よりも安価で生活が出来る
CCRCモデル
“シェア金沢(石川県金沢市)”
や、
医療法人玉昌会(鹿児島県姶良市)が行政と
協調して街づくりを行おうとしている
“日本版CCRC姶良JOYタウン構想”
など、
地方創生の追い風含め、
日本全国において、
幾つかの取り組みが既に始まっています。
今後の展開に悩む法人様にとって、
一つの可能性として、
要注目の動きかもしれませんね。
以上、何かのお役にたてれば幸いです。
今日は、都心にて打合せ&デスクワーク
です。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。