昨日のエピソードと「表・裏」の関係のようなお話。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

昨日、孫さんのエピソードを久しぶりに
ご紹介させていただきましたが、

いつもメルマガをお読みいただいている
大阪のUさんから、

“原田さん、孫さんにはこういう一面も
あるみたいですよ”

と、

あるエピソードを共有いただきました。

そのエピソードを読んでみて、

“確かにこのような趣旨の言葉が、

昔の孫さんの本や記事にも書いてあったような
気がするな、、、”

“孫さんのこういった一面もしっかりとお伝え
しておかないと、

内容としては完結しないかもな”

と思いましたので、

今日は、Uさんから共有いただいた内容を
皆様にもご紹介させていただきます。

“リスクに対する構え”

孫正義さんの弟である、

孫泰蔵氏のブログからの引用です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

僕が大学生の頃、

兄の孫正義とお茶を飲んで世間話をしていた
時、

ふとリスクマネジメントについての話になった
ことがあります

・・・・・・・・・・・

なんで茶飲み話からリスクマネジメントの話に
なるんだ!?と思うでしょう?(笑)

うちはそういう家なんですよね。

もちろん堅苦しい言い方はしないんですけど、

家族が会うと経営に関する本質的な深い話を
普段から結構したりして、

僕にいろいろと教育をしてくれました。

今になってみるとほんとうにいくら感謝しても
し足りないくらいありがたいことだと思います。

・・・・・・・・・・・

彼は僕に

「不測の事態に備える構え」

について質問をしてきました。

正義
「泰蔵、なにかに取り組もうとするとき、

不測の事態が起きたときのための備えとして、

お前やったらどれくらい構えておけばいいと
思うか?」

泰蔵
「ええ!?そんなこと考えたこともないんやけど・・・。

えーっと、まず、なにかうまくいかなかったとき
にはこうしよう、

という代替案くらいは用意するよねえ。

それもだめ、

というときのさらなる代替案ってこと!?

えー?どれくらい用意しとかんといかんと!?」

正義
「要するにお前の構えは一重、やって二重ということ
やな。

それじゃあ足らん。

俺の場合は、たいてい四重五重は常に準備している。

それでも足りないと思うとき、

たとえば大勝負のときなどは七重から八重の構えが
望ましいな。」

えええ!?四重五重に七重八重!?

みなさんも普段仕事をしていて、

もしなにか不測の事態があったときには
こうしようかな・・・

とバックアップを考えておくというのは
やりますよね。
(正直な話、やらないことも多いですよね)

それでやっと

「一重」

です。

一重のバックアッププランでさえ準備するのは
結構大変なのに、

これがだめだったらこうする、

それもだめだったらこうする、

それさえもだめだったらさらにこうする・・・

という構えを、

いつも四つか五つ用意しておくと彼は言ってる
わけです。

しかも、たまに気が向いた時ではなくて、

常にです。

正直、ちょっと絶句してしまいました。

どんだけ構えとんねん!

ってびっくりしました。

この話で彼が言いたかったことは、

どれだけリスクを冒して挑戦してもいいけれど、

絶対に死んではいけない
(復帰できなくなるほどの致命的なダメージを
負ってはいけない)

ということでした。

大きな勝負を仕掛け、

派手に負けても、

ぎりぎり首の皮一枚つながっていればどうにか
生き延びることができますが、

「男らしく正々堂々と正面からぶつかって、

玉砕したら後は野となれ山となれだ!」

なんて勇ましいことを言って猪突猛進で
突っ込んでいって、

たしかにその時はかっこよくはありますが、

でも死んだら元も子もありませんよね。

事業を立ち上げるならば何重もの対策を講じて
おいて、

たとえどんな不測の事態に陥っても絶対に致命傷は
負わない、

という構えを作っておくことが大事ということを
教えてもらったのでした。

もちろん非常に困難な状況を、

岩をも穿つ一念で背水の陣を敷くことによって
突破できることはありますし、

ここ一番の勝負どころではそういう信念こそが
雌雄を決すると思うので、

それをまったく否定するつもりはありませんが、

毎回毎回そんな悲壮な決意をして仲間に死ぬ気で
挑戦させるのは、

組織を率いるリーダーとして失格だと思います。

死ななければまたいろんな選択肢をとることが
できるわけで、

ベンチャーは絶対に死なないように経営することが
大事です。

彼の発言は、

これくらいの構えと備えができていれば事態が
どう転んでもなんとか切り抜けられる、

という経験則なんだと思います。

数字に明確な根拠はないけれど、

それくらい不測の事態って平気で起こるよ、

ということなのでしょう。

僕の経験からいっても、

当初の想定とはまったく違う展開になった、

なんてことは本当にしょっちゅうあります。

ということで、

みなさんもぜひそうしてみてください(笑)。

といっても無理ですね(笑)。

とはいえ、上級者はこれくらいの構えを準備して
いるということを知っておくのは、

いいことだと思います。

このような構えは僕自身もまだまだこれから
研鑽を積んでいかないとまだ到達できない
レベルですが、

少なくとも、そうしないといけないんだ、

ということだけはいつも頭の中には入れています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・・・・・・・

如何でしょう?

タイトルの通り、

昨日のメルマガと、正に

“表・裏”

のようなお話だと思いませんか?

ここまでの

“構え”

があるからこそ、

思い切った決断が出来るのかもしれない。

我々経営者・経営幹部として、

しっかり認識しておかなければならないポイント
かもしれませんね^^

Uさん、本当にありがとうございました!

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は都心で打合せ&デスクワークです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。

本日の引用元サイトはこちら

http://taizoson.tumblr.com/post/23197278519/リスクに対する構え

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