“誠実であれ”について更に考える(昨日の続きです)。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

昨日、

「“誠実さ”の重要性を社員に伝えたい」

というテーマに回答するために、

あるエピソードについて共有させて
いただきましたが、

その思考の延長線上の中で、

何故かもう一つ、

ある組織のエピソードが頭に浮かんで
きました。

古川市兵衛氏の話と比べると、

“ドンピシャ”

の事例ではないのですが、

顧客に対する

“誠実さ”

を愚直に実行・継続した結果であろうと
思われる、

とある企業の話です。

そのスーパーは、

アメリカの高級スーパーの
代表格である

“ホールフーズマーケット”。

本日は、あるサイトに掲載されていた
同スーパーの逸話を共有させていただき
たいと思います。

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ホール・フーズ・マーケットの第1号店が
オープンして約1年が経過した頃の事。

歴史に残る大洪水が、

1号店の出店地であるオースティン
(テキサス州)を襲いました。

この洪水により、

13人の尊い人命が失われ、

同市全体の被害総額は、

日本円にすると、

100億円近くにまで上ったと言われて
います。

勿論、ホール・フーズ・マーケットも
例外ではなく、

床上2.5メートルの浸水という甚大な被害を
被りました。

店内の機器は全壊し、

商品もすべて台無し。

大きな借金を抱えて始めたばかりであった
ホール・フーズ・マーケットにとって、

この被害は、事実上の

“倒産”

を意味するものでした。

惨状を目の前に愕然とし、

ただ呆然と立ち尽くすのみの、

ジョン・マッキー創業者と従業員。

“たった1年でこんな事態に巻き込まれる
なんて、

我々はどれほどついてないのだろう?”

しかし、

自らの不運を憂い、悲嘆にくれていた、

そんな時。

彼らに驚きの出来事が起こりました。

なんと、自らも同様に被害にあったにも
関わらず、

日頃から店を贔屓(ひいき)にしてくれて
いた顧客や隣人達が、

バケツやモップを片手に腕まくりをして、

勝手に集まってきてくれたのです。

彼らは、マッキーたちにこう呼びかけ
ました。

“おい、いつまでも落ち込んだりくよくよ
するな。

やるべきことをやって。この店を復活
させるんだ”

その後、店の復活に手を貸そうとする
顧客が続々と増え続け、

数週間にわたり、店舗の復興に力を貸して
くれたと言います。

また、その顧客の姿に勇気づけられ、

従業員たちも、

大好きな仕事場を取り戻したい一心で、

無償で懸命に働きました。

取引先の中には、

“つけ”

で商品を供給してくれるところも出て
きたと言います。

マッキーは感謝の気持ちで一杯に
なりつつも驚きを隠せず、

ある日、

掃除を手伝ってくれた顧客のひとりに、

思わずこんなことを尋ねてしまいました。

“本当にありがとうございます。

でも、正直なところ、

何の見返りもお渡しできる状況ではない
のですが、、、

それを承知で、なぜここまでのことを
してくださるんですか?”

質問を受けた顧客は、

笑いながら、

次のように答えたといいます。

“だって、ホール・フーズは、

私の生活の大切な一部なんですよ。

ホール・フーズがない生活なんて
考えられない。

ホール・フーズがない町になんて
住みたくはないんです”

こんなにまでホール・フーズを愛して
くださるお客さんがいるんだ、、、、、、

自分たちが落ち込んでる場合じゃない、

なんとしてでもビジネスを再開して、

あらゆる力と心を尽くしてお客さんの
暮らしを良くする商売を続けなくては
ならない。

何とかこの想いに応えたい。

マッキーと従業員たちは、

志を新たにし、

その後、復活に向けて懸命に取り組み、

今のホール・フーズ・マーケットを
創りあげたそうです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・・・

如何でしょう?

ちょっと縁起でもない話だと思いますが、

例えば万が一、

ホールフーズのようなハプニングが自社にも
降りかかった場合、

今のご利用者やご家族、地域の方々は、

ホールフーズに対して顧客が行った
ように、

私たちに対しても同じようなことを
行ってくれるでしょうか?

また、

そういう気持になっていただけるように
したいと考えるならば、

日々、どんな事を実践し、

何を積み上げていかなければならないのでしょう?

そんな自己質問から、

“誠実であれ”

という言葉について、あらためて職員と共に
考えてみてもいいかもしれませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番から札幌の介護事業者と
面談。

午後は札幌市内でセミナーを行い、

終了後、5日ぶりに東京に戻ります。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。

本日の事例の引用元サイトはこちら

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1302/05/news011.html

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