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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
昨日、
北海道のとあるメルマガ読者の方から
「“誠実さ”の重要性を社員に伝えたいが、
何かいい方法はないか?
メルマガの中で、何かヒントを提供して
もらえないだろうか?」
というメッセージをいただきました。
その方は某法人の経営幹部の方なのですが、
部下との面談の際、
“共有したい想い”
“分かってほしいこと”
を伝える一つの方法として、
時に、私のメルマガを引用・共有しながら、
社員とイメージ共有を図っていただいている
とのこと。
とても嬉しく思うと同時に、
“なるほど、そんな活用方法もあるのか”
“さすが、情報感度が高い方々は、
どんなものでも自分の実になるように使える
んだなぁ”
と、私自身、とても深い学びをいただき
ました。
皆様も是非、そのようなご要望がござい
ましたら、
何なりとおっしゃって下さいませ^^
(全て対応できるかどうかは分かりませんが、
一度トライしてみます)
さて、では、今回のお題目について少し考えて
みたいと思います。
“誠実であれ”
というお題目ですが、
“誠実であれ”
という言葉を指導するのはとても重要な
ことである一方、
ともすれば、どうも
“お題目”
“大義名分”
的な印象で、そのままでは
“言霊”
が乗りにくい気がします。
(私自身のへそ曲がり感覚かもしれません(汗))
では、そのような
“お題目”
“大義名分”
的に感じるもの、
でも、実はかなり奥深く、
とても重要なことを伝えるためには、
どんな方法があるのか?
こういった課題に対し、
私はよく
“達成イメージ”
を共有する、
という方法を取ります。
今回の例にあてはめると、
“誠実さ溢れる会社や個人のイメージを
共有することで、
その意義・重要性を感じてもらう”
というものです。
具体的には、どんなものなのか?
私がよく使うのは、
“事例(エピソード)で語る”
という方法です。
今回のテーマで行くと、
例えば、私の頭の中には数種類の事例や
エピソード、
言葉が浮かび上がってきます。
今日は、その中でも特にジャストフィット
しているかな、と感じた事例をご紹介したい
と思います。
以前もお伝えしたことがある、
古川財閥の創業者、
古川市兵衛氏のエピソードです。
(青野豊氏著「人生の極意・経営の勘どころ」
よりの引用文です)
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“鈍なるものは大を成す道に通ずる”
古川財閥の創始者である同氏の言葉です。
彼の日々の口癖は、
“運・鈍・根”。
「事業を為し遂げるには、
“運・鈍・根”
の三つがなければならぬ。
小利口に立ち回って小策を弄して
成功しようというのは、
決して成功の要諦ではない。
成功は自分が尽くすだけ尽くし、
かつ天命を待つことで初めて得られる」
明治の初め、
三井組と並ぶ大財閥として権勢を
誇っていた小野組が、
突如として破綻する大事件が発生
しました。
当時、幾人もいた小野組の番頭たちが
いち早く姿を消し、
自らの身の安泰を図った中、
ただ一人、当時、42歳だった古川は、
自分の全資産を債権者の前に投げ出して
主家の恩義に報いようとした、
と言います。
当時、市兵衛は、自らを
“鈍才”
の最たるものだと考えており、
また、鈍才なるが故に、何事にも正直、
かつ誠実に取り組まなければならないと
考えていました。
そこで、お世話になった
“小野組の経営破綻”
という非常事態に直面した時も、
愚直に
“鈍”
を実行し、
裸一貫から出直すことにしたのです。
ところが、
そうした市兵衛を世間がそのまま朽ち果て
させるはずもありません。
この、古川市兵衛の誠実な行動を見ていた
渋沢栄一が、
“市兵衛は信頼に足る人物である”
との言葉を発し、
彼を全面バックアップすることを決めます。
結果、渋沢氏の支援のもと、
小野組が破綻してからわずか9か月後の
明治8年8月、
古川氏は新潟県にある草倉銅山を買収し、
銅山経営に乗り出し、
以降、銅山経営一筋に打ち込む中、
足尾銅山を中核とする古川財閥の礎を
築き上げていきました。
古川氏は、晩年、自らの信念を次のように
語ったと言います。
「人間は、
とかく都合の悪いことをうまく切り抜け
ようとして取り繕って話す、
という癖を有している。
しかし何事もありのままに話すのが、
もっともうまくゆく道なのだ。
これは生産上の事でも、販売事業の事でも
変わらない」
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・・・・・・・・・
如何でしょう?
こういう話を聞くと、
何となく我が身を振り返ったり、
日頃の態度を少し改めてみようか、
という気持が湧いてきませんか?
「こんな偉い経営者の話は遠すぎる」
と思う方がいらっしゃるかもしれません。
でも、一職員だって、実は、
“自分の人生の経営者”
です。
そのことを伝えた上で、上記事例を話し、
意見交換してみては如何でしょう?
ひょっとすると、
新たな気付きを提供出来るかもしれませんね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は札幌から雪深い街、
留萌へ向かいます。
昨日、那覇にいた私としては、
気温の落差に驚きです(笑)。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
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~VisionaryCareCompany~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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します。私自身、自分が思いついたり考えたりしたものは全て先達からの
教えからヒントを得たものであり、(温故知新も含めた」知の伝承」が大変
重要だと考えておりますので。。。
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(私の解釈や意見、想い等につきましては気にせず自由にご活用下さい^^)
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