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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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こんにちは、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
先日、関西の某地区で介護事業所を
展開されている、
ある介護事業経営者とお話していた時の
ことです。
その方は1年に一か所のペースで事業所を
増やしており、
着実に事業を拡大しつつある業容をうかがう
中で、
「しっかりとした経営をされているんですね」
とのお話をしていたのですが、
その時の彼(40代後半の男性)の言葉が
とても印象に残っています。
「ありがとうございます。
これからも成長し続けたいとは思って
います。
でも、よく勘違いされるんですが、
実は、私は
“大きな会社”
をつくりたいと思っている訳では
ありません。
私の目指す会社は、
“大きい会社”
ではなく、
“強い会社”
なんです。
常にお客様から求められ続け、
社員の雇用を守り、
かつ、
自らの将来にやりがいや夢を持つ
ことが出来る、
“強い会社”
になるためにどうすればいいか?
ということばかり毎日考えています。
その意味において、
私にとっての事業拡大は、
“強い会社”
になるための1つの切り口でしか
ありません。
会社の大きさや売り上げの大きさで
会社の良し悪しを決める方もいる中、
金融機関を始め、今の会社の成長ぶりを
見て評価していただける方もいます。
口では適当に、うまく合わしていますが、
本当のことを言うと、
私の中には、その尺度が殆どないんです。
今はお陰様で、着実に事業拡大を実現
することが出来ていますが、
もし、現状の状態がまずくなったとすれば、
私は迷うことなく、拡大をストップします。
また、恐らく自分の直感で、
「これ以上はやらない方がいい」
と感じる日が来るとも思うんです。
その時には、自分の感性に従おうと思って
います。
周囲はなんやかんやと言うかもしれません。
でも、私が目指す会社は、
“大きい会社”ではなく、あくまで
“強い会社”ですから。」
その方との会話の中で、“強い会社”という
表現が何度出てきたのか分かりませんが(笑)、
しっかりとした信念を持った方だなぁ、と
ホトホト感心してしまいました。
セミナーでもよく話をしますが、
未来の介護業界を見据えた時、
“規模の拡大”
というテーマは、恐らく、避けては通れない
ものなのでしょう。
しかし、規模が拡大すればするだけ、
特に現場のサービス品質を重視する経営者に
とっては、
ストレスの溜まる環境が増える可能性も高い。
「いや、でも、機会損失を起こさないために、
流れに乗っている時に行けるところまで行って
しまいたい。
そして、マーケットシェアをある程度確保できた
段階で、そこからしっかりマネジメント体制を整えて
いこうと思っている」
そういう考え方をされて、ガンガン伸ばしている
経営者もいます。
確かに、そのような戦略でうまく行く場合もある
かもしれませんし、
この考え自体を否定するつもりも毛頭ありません。
拡大を継続するか、
それとも、
踊り場をつくり、マネジメント体制を整備して
から次へ進むのか。
正しい経営を推進しようと考えている経営者であれば、
嗅覚として、
今は、どちらの道が適切なのか?
を感じることが出来ると思います。
是非、そんな
“内なる心の声”
に耳を傾け、素直に向き合っていただければと思います。
最後に、私が事業拡大を急ごうとする経営者に、
良く質問させていただく言葉をご紹介させて
いただきます。
「社長、それは、
“成長”
につながる判断ですか?
それとも、
“膨張”
につながる判断ですか?
膨張する組織は、風船と一緒で、限界が来れば
間違いなく破裂します。
経営の最終責任を担う社長として、
その見極めをしっかりして下さいね」
以上、何かのお役にたてれば幸いです。
今日は、埼玉県川越市にて、
“稼働率改善”
“黒字安定化”
をテーマにしたセミナーです。
少しでもヒントをお持ち帰りいただける
よう、
気合を入れて臨みます。
では、今日もお互いに頑張りましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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原田匡の2冊目の著書、
「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」
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CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
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~Visionary Care Company~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
します。
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