UPS社の事例に学ぶ(その2)

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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。

昨日のメルマガでは、

UPS社ドライバーの、

ある素晴らしい対応についてご紹介させて
いただきました。

同社では、このような気持ちで仕事に
取り組める社員を育成するために、

様々、面白い研修プログラムを実施して
いるそうですが、

中でも私が

“面白いな”

“素晴らしいな”

と思ったのは、

“コミュニティ・インターンシップ・プログラム”

というものです。

UPSの事例について紹介されている本、

“世界を変えるビジネス”

には、

この取り組みについて、

次のように紹介されていました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

UPSには、

“コミュニティ・インターシップ・プログラム”

というユニークな制度がある。

これは1968年に始まったのだが、

当時私たちは、

米国の内陸都市の貧困問題と対峙していた。

UPS創業者であるジム・ケーシーは、

社員に、

困窮している生活を理解させる必要が
あると考えた。

コミュニティ・インタンシップ・プログラムは、

その機会を提供するために設立された。

毎年当社では、

中間管理職から将来が有望な成績優秀者を
選抜し、

一ヶ月間、

完全に仕事から離れてもらう。

彼ら(インターンと呼ぶ)は貧困やホームレス、

薬物、

犯罪、

ギャング抗争、

といった問題を抱える四つの地域のどこかで
生活し、

日夜、社会奉仕に携わる。

その内容は就学前の子供や孤児、

エイズの子供に勉強を教えたり、

囚人や非行少年に履歴書の書き方や面接の
受け方を教えたり、

養護施設や精神保健施設を訪問したりと、

多種多様である。

警察官と共に電話に出たり、

着る物に困っている人に服を提供したり、

病人をお風呂に入れたりしたインターンも
いる。

つまり、

その時々で必要となる、ありとあらゆることを
行うのである。

UPSはインターン1人あたり1万ドルを拠出
している。

だが、この投資は何倍にもなって返ってくる。

インターンは無数の話をしてくれる。

一方で、言葉では表せないことも沢山ある。

たとえば、人々の目の表情や、

これまで見た事もないものを目の当たりに
したときの感情などである。

ひとつ明らかなことは、

他人の立場に立って見ることで、

彼らの物の見方が変わるということだ。

このプログラムを終了したマネージャーは、

部下の問題についてより柔軟な見方をする
ようになる。

そして部下の話を親身になって聞くように
なる。

このプログラムがマネージャーを変え、

マネージャーが他の部下を変えるのである。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・・・・・・・・・

ちなみに、同書では、

この研修に取り組む意義について、

次のような切り口からも解説がされて
いました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このプログラムはUPSにとって不可欠である。

なぜなら、

私たちは地域社会と誰よりも深くかかわっている
からだ。

当社のドライバーはあらゆる町、村、

通りのドアをノックしてまわる。

全住民と顔を合わせるのだ。

飢えている人、

ホームレス、

充分な教育を受けていない人、

虐待されている人。

こういった人たちは次世代の従業員であり
顧客である。

現在のUPS社員は、

このプログラムを通して、

彼らがどんな暮らしをしているのかを
理解する。

それは彼らを鍛える。

そして彼らは自分の身に降りかかった
ことに、

うまく対処できるようになる。

(中略)

また、このプログラムによって、

全社員がより思いやりを持つように
なった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・・・・・・・・・

如何でしょうか?

同社の根底に流れる考え方や、

“理念の具現化”

という視点も含め、

是非、

“感じて”

いただければと思います^^

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は山形から都内へ移動。

移行、都心で打ち合わせです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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