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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
皆さんは、スターバックスコーヒー社
が導入している
“C.A.F.E.プラクティス”
というものをご存知でしょうか?
“C.A.F.E.プラクティス”
とは、
環境・社会・経済に配慮した高品質な
コーヒー栽培や加工を推奨するガイド
ライン、
及び、
そのガイドラインに沿ってコーヒー生産者
と取引を行う活動全体を意味しており、
2004年以降、同社の取引企業選定の際の
基準として導入されています。
言うまでもなく、スターバックス社の
ど真ん中の商品はコーヒーであり、
如何に高品質のコーヒーを永続的に
調達出来るか?
ということは、
同社の企業としての最重要テーマの
1つです。
他方、コーヒー生産者の多くは小規模な
農家です。
しかも、コーヒー豆の価格は市場相場に
よって大きく変動する可能性が高く、
特に小規模農家などはその影響をダイレクト
に受けやすいため、
非常に厳しい経営環境に置かれているところも
少なくありません。
そんな中導入されたこのC.A.F.E.プラクティス、
基準としては労働環境の改善、児童労働の
規制をはじめ、
土壌侵食や汚染防止などの生物多様性の
保全に対する取り組み等々、
社会や環境に配慮したコーヒー栽培に関する
視点が数多く組み込まれており、
或る意味、とても厳しい基準だとも言われて
います。
このガイドラインに対するスターバックス社の
こだわりは相当なもので、
サプライヤー(コーヒー生産者などの供給者)が
このガイドラインの基準を遵守しているかを確認
するために、
第三者機関の評価システムを導入し、透明性を
維持しようとしているほどです。
さて、ここまでだけの話だと
「なるほど、スターバックス社は自社の商品の
品質を維持するために、
ここまで取引企業に厳正なる基準を求めている
のか」
という
“商品に対するこだわりの深さ”、
そして、
こだわりの深さを維持するためのマネジメント
システムを構築した秀逸な企業の事例、
という程度の話で終わってしまいます。
しかし、同社の姿勢の真骨頂は、ここから先です。
同社は、これだけの厳しい基準をクリアーする
ことを取引企業に求めつつ、
それらをクリアーしたコーヒー農園には、
相場をはるかに超えた価格でコーヒー豆を購入
することや、
同条件での取引を長期にわたって継続する
ことを約束しているのです。
そうすることで、
基準をクリアーしたコーヒー生産者が安定的に
利益を確保できる環境をつくりだしているだけ
でなく、
自社として最高品質のコーヒーを継続的に
仕入れることが出来る環境づくりにも成功
しています。
また、規模の大小に関わらずこの破格の条件を
付けることにより、
この基準をクリアーしようと懸命に努力する
コーヒー農家も生まれてきています。
ちなみに2009年度(2008年10月~2009年
9月)には、
取り扱ったコーヒー豆のうち、
81%(約13,600万kg)をこの指針に沿って、
客観的に審査・承認されたサプライヤーから
買い付けることが出来ているそうです。
このような仕組みを導入することで、
スターバックス社と生産者は双方に長期的な
利益がもたらされるような関係を築いている
のです。
・・・・・・・・・
如何でしょう?
協力会社と私たちの関係、
または社員と私たちの関係等々、
事業推進に不可欠な様々な関係の在り方を
見つめ直す上で、
スターバック社のこのスタンスは、
私たちに様々なことを教えてくれている
気がしませんか?
“これは、スターバック社のように高級路線
のビジネスだから出来ることだよ”
と始めから決めつけてしまっては、
そこからは何も生まれません(笑)。
“学べる力”
“気付く力”
“感じる力”
は、我々経営者やリーダーにとっては
特に不可欠な能力です。
是非、スーッと通り過ぎるのではなく、
エッセンスを感じ取り、
活用していただければと思います^^
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は午前中は打ち合わせ。
午後から明日のセミナー会場、
松山へ移動します。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
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業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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