あるホテルから経営姿勢を学ぶ。

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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日、複数の介護事業者の経営者の方に
対し、

以前、メルマガでご紹介したことのある、

あるホテルの話をしたところ、

とても大きな気付きになった、

と、とても喜んでいただけました。

このメルマガを書き始めた頃に触れたお話
ですが、

あらためて、再度、お伝えさせていただき
たいと思います。

皆さんは、静岡県にある

“伊東園ホテル”

というホテルをご存知でしょうか?

お茶の伊藤園ではなく、

静岡県伊東市にある

“伊東園”ホテルです。

ホテル業界、

特に温泉系が軒並み苦戦を強いられて
いると言われているこの世の中で、

この伊東園ホテルは平日でも9割の
満室率を誇ると言われており、

この10年間で、

43施設にまで拡がっています。

一体、他のホテルと何が違うのか。

一言で言うと、

旅館業界の人から見たら全部、

「そんな馬鹿な」

と思うサービスが当たり前に
提供されている、

というのです。

例えば、同ホテルを一気に有名にしたのが、

“年中同一料金システム”。

旅館業界では、ハイシーズンの
ゴールデンウィークや夏休みには
料金を上げ、

お客様が客の少ない時の穴埋めを
する、

という、シーズン料金制をとるのが
一般的です。

その意味では、

“年中同一料金”

というのは、ホテル経営の常識から
すると

“そんな馬鹿な”

“有り得ない”

という内容です。

しかし、その、

“そんな馬鹿な”

が当たった。

今までビジネスホテルに泊まっていた
お客様が、

どっと、このホテルに集まったそうです。

朝も晩もバイキング方式でおなか一杯
食べることが出来て、

おまけにフェアをやっている時なら
夕食時90分間アルコールも飲み放題。

しかも温泉も入り放題。

ビジネスホテルに泊まるよりもはるかに
魅力的なこの仕組みのおかげで、

新しい需要が喚起された、

というわけです。

なぜ、こんな仰天の仕組みを幾つも
思いついたのか。

この伊東園ホテルは、創業当初より、

“ホテルのプロからの教えは要らない”

という考え方を貫いているそうです。

「ホテル経営のプロの意見など必要ない。

最も大事なことは、

お客様の立場にたって、お客様の心の
声に耳を傾け、

その声に出来るだけ忠実な仕組みをつくり、

そのサービスを提供するために、

自社の仕組をどう革新させていくことが
出来るかどうかだ」

そんな考え方が原点となり、

このような仕組をつくりあげたそうです。

私は最近のセミナーで、

こんな話をすることがたまにあります。

「何故、“顧客満足”という、ごく当たり前の
言葉が消えないのか、考えたことは
ありますか?

それは、多くの会社が、

“顧客満足”

を標榜しながらも、実は

“自分満足”

を優先させてしまっていることに、

自分自身、

気が付いていないないからです。」

介護業界でも、

“ご利用者満足”

“ご家族満足”

を標榜しながら、

“自分満足”

を優先したサービスの仕組が見受けられる
気がします。

自分たちの常識ではなく、

ご利用者の常識、ご家族の常識にたち、

どれだけ自分たちのサービスを客観的に
見つめることができるのか。

そんな視点で自社を見つめ直してみれば、

何らかのブレイクスルーが生まれるかも
しれませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は終日、大阪のオフィスにて打ち合わせ&
デスクワークです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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