全国介護保険担当課長会議より、、、、(その2)

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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

昨日に引き続き、

先日の担当課長会議の中から、

心に留めておいた方が良いと思われる内容に
ついて、

シェアさせていただきたいと思います。

昨日は

“専門的なサービス”

“多様なサービス”

に関するアウトライン的な内容をお伝えさせて
いただきましたが、

今回は、事業移行後の

“専門的なサービス”

“多様なサービス”

の利用割合についてです。

資料から文言を抜粋していますので、

是非、字面だけではなく、

“意図”

を意識しながらお読み下さい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【その1】
新しい総合事業における「専門的サービス」と
「多様なサービス」の利用割合は、

地域によって受け皿の整備状況が異なること、

時間の経過とともに受け皿の状況、利用者の
状態像も変わること、

生活環境や家族の状況によっても必要な
サービスは変わること等により、

変動すると想定している。

【その2】
事業移行前に既にサービスを受けている
要支援者については、

サービスの継続性にも配慮し、

その方の心身の状態等を踏まえ、

必要に応じ、専門的サービスにつなげて
いく考えであることや、

時間が経過すれば受け皿の整備が進んで
くること等から、

一般的な傾向としては、全国的には、

制度施行当初は専門的サービスが比較的高い
割合を占め、

時間が経過すれば多様なサービスの利用が
拡がり、

その割合が高まってくると想定している。

【その3】
専門的サービスのサービス量については、
多くとも

“現状維持”

であり、

基本的には一定程度減っていくことが考えられ、

変動の幅については、様々な仮定が考えられる。

【その4】
仮に、専門的サービスのサービス量を現状維持とし、

今後サービス量が増える分(過去の要支援認定者の
伸び率(7%程度)で利用者が伸びると仮定)を多様な
サービスとして計算した場合、

2025年度の専門的サービスと多様なサービスは、

それぞれ5割程度と計算される。

【その5】
地域によって多様なサービスの基盤整備が十分でない
段階では、

専門的サービスの利用割合が比較的高くなると想定
される。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

加えて、平成26年6月17日に開催された
参議院厚生労働委員会の場で

専門的なサービスと多様なサービスの利用割合

“5割程度”

と示した上記内容について説明を求められた際の

原老健局長(当時)の回答は次の通りとなって
います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

御指摘の5割(注:専門的なサービスが5割)で
ございますが、

資料にも明記しておりますように、

これは正確な予測が困難である中で、

専門的なサービスは現状維持、今後サービス量が
増える分は多様なサービスという一つの仮定の下で
2025年まで計算した結果でございます。

要支援者の状態像にふさわしい多様なサービスの
基盤整備に努めていくことが重要であると思って
おりますし、

また、多様なサービスは、例えば高齢者を雇用した
NP〇が支援を行うなど、

様々な形態が考えられるということなどから、

目指していく姿として、幅のある仮定の中での一つの
試算結果であるということでございます。
私どもは、その五割とかどうかというよりも、

今後、介護予防や自立支援の取組等を通じて
専門的なサービスを受けなくてもよい方を増やして
いきたい、と。

決して財政的なようなことではなくて、

そういうお元気な方を増やしていきたい、

あるいは要介護状態が進まないように、

悪くならないようにしていきたいという中で、

新しい総合事業においては、

そういう姿を目指して介護予防等の充実や生活支援
サービスの基盤整備に向けて努力をしたいという
趣旨でこれを書かせていただいているということで
ございます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・・・如何でしょう?

この情報を皆さんは、どう料理し、自社の経営に活用
されますでしょうか?

例えば先日、ある介護事業経営者の方は、

こんな風におっしゃっていました。

「今のままでいくと、我々のサービスは、ここで
言うところの

“専門的なサービス”

に位置づけられるのでしょうが、

うちとしては、形式は別にして、今後は

“多様なサービス”

にもしっかりと着手していこうと思います。

部門ごとの収支、と言うよりも、

企業としての

“総合力”

で、お客様にご安心していただけるように
していければいいな、

と今のところは思っています。

それと何より、ご利用者やご家族との関係強化や
質の良い職員を集めることがますます重要になって
きますね。

今までは地域のネットワークで或る程度事足りて
きましたが、

引き続きそれらを大事にしながらも、

今後はご利用者や求職者から指名される存在に
なることをより意識していきたい。

それを結果論ではなく、戦略的に検討・推進して
いきたいと思っています」

なるほど、上記文言をその会社なりにしっかりと
咀嚼・分析した上での、

とても地に足がついた考えだと思います。

では、具体的にはどのような体制で、

どのようなサービスバリエーションを創り、

どのようなビジネスモデルを組んでいくのか?

今後、このようなことを含め、

様々な分野でパラダイムシフト(発想の転換)が
ますます求められてくる中、

それでも尚、前向きに取り組んでいこうと考える
事業者様の

“横のつながり”

を構築する仕組みを、

我々タッグとして企画している最中です。

北海道から沖縄までの、志の高い介護事業者で
情報ネットワークを組み、

単なる仲良しこよし・傷の舐めあいのような
無意味な集団ではなく、

切磋琢磨し合い、互いを刺激し高め合えるような

“コンソーシアム(≒同じ志を持った集まり)”

が出来れば、とても有意義だと思いませんか?

ともあれ、先ずは各々で様々、思考を巡らせて
まいりましょう。

いつもメルマガをお読みいただいている皆様です
ので、

私でよければいつでもご質問下さいませ^^
(既に数多くのメルマガ読者様から自社の方向性
についての質問や相談を数多くいただいています。
私自身もとても勉強になりますので、お気軽に
どうぞ^^)

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日・明日は、終日打ち合わせ&デスクワーク
です。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
こちらも是非、ご覧下さい!

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原田匡の2冊目の著書、

「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」

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行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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