社員の心を耕す為の、ある企業の取り組み

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日、仲間内でお酒を飲みながら、

“切り口が珍しくて、でも、とても有意義な
研修をやっている企業ってどこかある?”

という情報交換をしていたところ、

偶然にも数人が同じ会社の、同じ研修を挙げ
ました。

それは、

高知県にある、ネッツトヨタ南国株式会社が
行っている、

“バリアフリーお遍路の旅”

です。
(有名な研修なので、ご存知の方も中には
いらっしゃるかもしれませんね)

社員の採用・育成に様々なこだわりを持つ
同社ですが、

中でも教育研修として

“一風変わっている”

と評判なのは、

新入社員研修の締めとして、4泊5日で
行われるこの企画です。

これは、新入社員が全国の視覚等に障がい
を持たれている方とペアを組み、

四国八十八箇所霊場を案内してまわる、

というものです。

通常、

若い新入社員の方々は、

目の不自由な方や車イスの方、
ご高齢の方々と一緒に生活する機会
などほとんどなく、

最初は戸惑いが隠せないそうです。
(当然ですよね)

そんな中、

とにかく一生懸命になって、ケガのない
ように、

手取り足取りお世話をしようとするのですが、

同行される方々は決してそうしたことを
求めている訳ではありません。

「自分はこの目で何十年も生きてきました。

目が見えなくなったときには本当に辛かった。

生きることが苦しくて、

毎日を過ごすのがやっとだった。

だけど、そんな中だからこそ生まれた
家族との絆もあった。

応援してくれる人との出会いもあった。

そして時には、目が見えなことに感謝出来る
気持にすらなることもできた。

一生懸命、気遣ってくれて本当にありがとう。

でも、私にあれもこれもとしなくていいんですよ。

あなたが、私が不自由そうだな、と感じることが
あれば、

そのことだけ、少しだけ力を貸してくれればいい
んですよ。。。」

旅行の道中、

お風呂で背中を流したり、

寝る前にお話をする中で、

時にはそんなお話をしていただける障がいの
方もいらっしゃったりするそうです。

この、貴重な体験を終えた新入社員たちは、

「バリアフリーという言葉の意味が理解
できました。

相手の方が求めていることは何か。

それを感じ取り、実践する為には、

先入観・固定概念という、

自分自身の心のバリアを捨てることが
大切だと気付きました。

これから真心でお客様や仲間、

家族と触れ合い、生きていこうと
思います。」

と涙を流しながら、

研修で感じた事を報告してくるそうです。

これらを体験した新入社員、

人間としてひとまわりもふたまわりも
成長することは言うまでもありません。

さて、このアイデア、

何か我々の業界にも活かすことが出来る
のではないでしょうか?

介護職にとって、

介護技術を磨くことと同様、

或いはそれ以上に、

“心”

を耕すことが不可欠であることは
言うまでもありません。

是非、この話のエッセンスを取り込み、

どんな工夫が出来るか、

具体的に考えてみてもいいかも
しれませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番の飛行機で大阪入り。

その後、打ち合わせが続き、

最終便で再び東京へ戻ります。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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