“いいケアさえしていれば、、、”に思う事。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日、とある女性経営者と話していた
時に、

次のような言葉をうかがいました。

「法改正がどうであろうとも、

いいケアさえ提供していれば、絶対に
廃れることはない。

そういうことですよね、ねぇ、原田さん」

・・・・・・・・

皆さん、この言葉に対してどのように
お感じになりましたでしょうか?

彼女は上記の言葉について、

私に同意を求めてきたのですが、

残念ながら、私は、心からの同意を
もって、

“Yes!”

と大きく頷くことが出来ませんでした。

その理由とは、一体何か?

私自身も、彼女と全く同じ言葉をセミナー
ではよく使っていますが、

彼女の言葉から感じ取れた

“いいケア”

の意味と、

私が意図して使っている

“いいケア”

の意味には、

ニュアンスの違い、

具体的に言うと、

“いいケア”

という言葉の対象が、

“自分”

なのか、

“相手(ご利用者)”

なのか、

という違いを感じたからです。

ちなみに、私がセミナーで毎回発言
している

“いいケア”

という言葉のニュアンスは、100%、

“顧客にとって、いいケア”

という意味です。

“原田さん、そんなの当り前じゃない
ですか”

という反論が今にも聞こえてきそう
ですが(笑)、

これ、実はとても難しいことだと
思います。

頭では当然わかっており、

言葉上では100%同意しつつも、

その言葉が持つ

“奥の深さ”

を理解出来ておらず、

その結果、自らが提供しているサービスが、

図らずも

“自分にとって、いいケア”

に陥ってしまっている。

そんな会社が意外に多いのではないでしょうか?

世間ではよく、

“理想のケアを追及していたら、自然とご利用者が
集まるようになった”

という類の、

頑張っている方々にエールを送るような、

とても美しい言葉が飛び交うことがあります。

しかし、この言葉の本当の意味を間違って捉えては
いけません。

この会社にご利用者が集まった最大の要因は、

その方が

“理想のケア”

を追及し続けたから、ではなく、

その方が考え、追及した

“理想のケア”

が、

“ご利用者が求めるケア”

とピッタリ合致したから、

ではないでしょうか。

誤解がないように申し上げますが、

私は何も、

自らの考え、求める

“理想のケア”

を追及しようとする姿勢自体は決して
悪い訳ではない、

むしろ、素晴らしいことだと思って
います。

しかし、自分の想いが強すぎるが故に、

知らない内に顧客の気持ちが見えなく
なってしまい、

結果、自らが提供するサービスが

“顧客不在”

に陥ってしまう、

ということは、本当によくあることです。

異なる言い方をすると、

“顧客志向”

“顧客視点”

という、

誰が聞いても当り前で、

直ぐに右から左に抜けてしまうような言葉が
長い間、

廃れることなく標榜され続けている理由は
間違いなく、ここにあります。

企業というのは、顧客に

“価値”

を提供してこそ、存続意義があります。

今後、介護業界では、介護保険に頼らない

“保険外サービス”

の構築に着手する企業が益々増えてくるでしょう。

今後、皆様が新たなサービス開発に取り組む際には、

是非、今日の内容を読み返した上で、

曇りのない澄んだ目でしっかり顧客を見つめて
いただきたいと思います。

自らの

“こだわり”

と、顧客が持っている、

“インサイツ(≒心の深い部分に存在する本当の気持ち)”

を掛け合わせ、

多くの方々がハッピーになれる、

是非、そんな事業を創出して下さい。

決して大げさではなく、

我々経営者の双肩には、

自社で働く社員の人生がかかっています。

是非、そのことを心の底から理解し、

経営者として、

“プロフェッショナル”

になれるよう、意識してまいりましょう!

私も皆様と一緒に頑張ります!

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は午前中に3件の打ち合わせ。

午後は、池袋にてセミナーです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
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